最速・最多…前人未到の記録更新の可能性

 変則日程の関係で川崎フロンターレの試合がなかった先週末に、追いすがってきたセレッソ大阪とFC東京がそろって負けた。後者は3試合だけが行われた28日も敗れた。代わりに2位に浮上したガンバ大阪との勝ち点差は17ポイント。残り10試合をガンバが全勝しても勝ち点は78止まりで、現時点で65の川崎フロンターレが5勝すれば届かない計算となる。

 川崎フロンターレがこのまま連勝記録を伸ばせば、16連勝がかかる11月21日の大分トリニータ戦で2シーズンぶり3度目の優勝が決まる。5試合を残しての優勝決定は、3試合を残して美酒に酔った2010シーズンの名古屋グランパスを上回りJ1史上で最速となる。もちろん早まる可能性もある。

 塗り替えられそうな歴代の最多記録はまだまだある。J1が18チーム体制になった2005シーズン以降における年間最多勝ち点は、2015シーズンのサンフレッチェ広島、2016シーズンの浦和レッズの74なので、川崎フロンターレがあと4つ白星を積み重ねれば更新する計算になる。

 年間最多勝利数は2010シーズンのグランパス、2011シーズンの柏レイソル、2015シーズンのサンフレッチェ広島、2016シーズンのレッズ、2017シーズンの鹿島アントラーズがそれぞれマークした23なので、すでに21勝を挙げているフロンターレが追いつき、追い抜くのは時間の問題と言っていい。

 年間最多得点は2006シーズンに川崎フロンターレが挙げた84ゴールとなっている。現状で68ゴールをたたき出している川崎フロンターレには更新どころか前人未到の3桁到達の期待もかかり、一方で2008シーズンの大分トリニータがマークした年間最少失点24の更新も視野に入っている。

 現状で19失点だが、攻撃は最大の防御とばかりに、直近の5試合では3試合連続完封を含めて1失点と安定している。現時点で「プラス49」を数える得失点差がさらに広がる可能性もあり、その場合は2015シーズンのサンフレッチェがマークした過去最大の「プラス43」を上回る。

 さらに個人記録で言えば11ゴールを挙げている三笘は、2009シーズンのFW渡邉千真(横浜F・マリノス)、2014シーズンのFW武藤嘉紀(FC東京)がマークした、ルーキー最多得点となる13の更新も視野に入れる。三笘も「僕自身も期待している」と残り10試合に意欲を見せている。