これを世界一短いセールスメッセージに当てはめてみると、

 ドラゴンドライバーは、「ティーショットの飛距離に悩んでいる人(ターゲット)」に、「新設計シャフトのしなりによる飛距離の伸び(メリット)」を提供します。

『稼ぐ人の「超速」文章術』書影中野 巧『稼ぐ人の「超速」文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、ソフトカバー、263ページ。

 その結果、顧客は「ストレスが吹っ飛ぶほどの圧倒的な飛距離を手にします(ベネフィット)」。

 比較的「メリット(機能)」は思いつきやすいので、「メリット(機能)」をリストアップしてから、

「○○というメリットがあるからこそ、どういうベネフィットがあるのか?」

「○○というメリットのおかげで、どういうベネフィットが得られるのか?」

 という質問を自分に投げかけてみてください。

 この質問によって、「ベネフィット(得)」も自然と思いつくことができます。

 顧客が知りたいのは「メリット(機能)」ではなく、この「ベネフィット(得)」です!

 主語を「私(商品・サービス)」から「あなた(顧客)」に切り替えるだけで、新しい発想やアイデアが浮かんでくることもあります。ぜひゲーム感覚で楽しみながら、今回解説させていただいたコツをご活用ください。

◎中野 巧(なかの・こう)
共感を科学する「エンパシーデザイン・ラボ」主宰。株式会社studio‐K代表取締役。ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、文章力、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力など、プロフェッショナルの仕事力を高めるという考えから、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング(R)」を開発。開発してから8年の間に開催した、全72講座(1日~3日間/5~30万円)がすべて満席という人気の高さで、そのメソッドは、企業研修や教育機関などで広く活用されている。近著『稼ぐ人の「超速」文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。