2006年の発売から、なんと16年目を迎える『和田裕美の営業手帳』。いまやその愛用者は、営業パーソンに限らずさまざまな職業の方、そして高校生から80代の方まで幅広い層に広がっています。そして、超ロングセラーになっていることからもお分かりのとおり、使いやすさで非常に高い評価を頂いているのです。
そこで、今回と次回の2回にわたり『和田裕美の営業手帳』の使いやすさの秘密をお伝えします。今回は「巻頭の計画表」と「週間スケジュール」のページをご紹介。さまざまな工夫を凝らし、いまだにバージョンアップを続けるこれらのページには、機能性や楽しさ、さらには仕事の効率をグッと上げてくれる『和田裕美の営業手帳』の魅力が詰まっています。
週の区切りが明確に意識づけされる
「巻頭の計画表」
『和田裕美の営業手帳』の特長の一つに、巻頭の計画表があります。月間の目標管理表であると同時に、1年を52週間ととらえ「今が第何週か」がつねに意識できるようになっています。これは、著者である和田さんの営業マネジャーとしての経験から、週ごとに目標を立てたほうが目標達成率が上がるということで設けられているページです。
「今月の目標」だけの場合、人はどうしても月初めはのんびりしてしまい、月末近くなって慌てて数字をつくるために動き出す、という行動パターンに陥りやすいのです。そこで、週ごとに目標を立てて締切りをつくっておけば、目標達成を大いに助けてくれるというわけです。
また、細部ではありますが『和田裕美の営業手帳2021』からは週ごとの区切り線を従来より太くし、週単位での目標達成への意識を高める効果を狙っています。
巻頭の計画表を活用すれば、管理職の方なら部下ごとの営業活動と目標達成までのプロセスを可視化できますし、部下のいない人もクライアント別、プロジェクト別などの目標管理に活用できます。さらに営業職でない方は、ガントチャートとして仕事の工程表やプライベートのスケジュール表などにも使えます。具体的な使い方はこちらの記事をご参照ください。
週間スケジュールページにこめられた
さまざまな工夫
『和田裕美の営業手帳』の週間スケジュールページは「レフト式」という、見開きの左ページが1週間のスケジュールを書き込むページ、右ページが自由記入欄というスタイルになっています。
1週間を真ん中で分割する「水曜日の境界線」は、仕事や目標の達成率・効率アップを図るための細やかな工夫です。愛用者の皆さんに語り合って頂いた座談会記事でも紹介されているように、週の半ばで目標を見直すために、あるいは「水曜日までに週の目標を達成する!」というゴールラインとしても活用できます。
また、週間スケジュールページの左上には、週ごとに変わる和田さんからのメッセージが入っています。とても深いけれど常にポジティブなメッセージは、ページを開くたびに勇気と活力を与えてくれること間違いなしです。
『和田裕美の営業手帳2021』からは、右ページの自由記入欄の右下部分に罫線のないスクエアな無地スペースを新たに設けました。週の目標を書き込んだり、健康管理のチェック欄としたり、ToDoリストを記入したり、自由にアレンジして使っていただけるスペースです。