「きちんとした子育て」では
自分で考える子は育たない

 もう一つ失うのは、子供が自分で考えて行動する機会です。

 母親が「きちんとした子育て」をやらないと、必然的に子どもが自分でやることも増えていきます。もし「子育て=子どものお世話」という意識のままでいると「やってあげられなくて申し訳ない」と罪悪感を感じることになってしまいます。でも「やらない子育て」で全然いいんです。

 子どもは自分で様々なことができるようになると、「できる」という自己効力感が育まれ、かつ「ママを手伝ってる」という自己有用感も生まれます。「自分でやる」という主体性も育まれますし、「やらない子育て」はいいこと尽くしです。

 他にもやりたくない時もやるという自制心や、自分でできないならどうすればいいか考える思考力も育まれます。ママがやらないことで、子どもの生きる力を育めるという素晴らしい二次的効果があるのです。

「やらない子育て」を実践するための
2つの方法

「やらない子育て」が目指すのは「幸せで自立/自律した子ども」を育てることです。そのために親と子双方の自己肯定感を高めて、母親が「自立/自律すると幸せになる」のロールモデルになることが必要です。