「人間関係」がつらかったり、「空間自体」がつらかったり

加藤 具体的には、どういう場面で、どんな理由が考えられるんですか?

借金玉「朝、着替えができない」っていうのも、着替えそのものができない場合もあれば、毎日、いろんなことをするのに圧倒されていて、「新しい一日が始まってしまうこと自体を嫌がっている」ということもあり得ます。

 そういう場合には「今日一日、これとこれをやればいいよ」という見通しが立つと安心して着替えられるとか、そういうことがあるんですよ。

加藤 なるほど。そんなさまざまな理由があるってことですね。実際、発達障害の子で、いろんな理由で学校に行けなくなっちゃうケースは多いですもんね。

借金玉「人間関係そのものがつらい」という場合もあれば、知覚が敏感な子は「学校という空間に耐えられない」ってこともあります。

 学校って、人と人の距離が非常に近いじゃないですか。あのくらい密集したところで動物を飼ったら、たいていの生き物は死にますからね。そういう意味ではなかなかなストレスのかかる場なんですよ。

加藤 たしかに、冷静に考えてみると、ゾッとしますね。

借金玉 コウロギでも、あんなにギュウギュウ詰めで飼ったら限界超えますよ(笑)。

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