企業側にメリットが大きい
オンライン面接

写真:高崎誠司プレシャスパートナーズの高崎誠司代表取締役社長・CEO

 その理由は明白で、企業側にとってメリットがとても大きいからです。

 例えば、弊社で私自身の場合、毎年、採用活動の説明会や面接のために全国の支社に出張していました。1回の出張では、交通費や宿泊費など4万~5万円はかかります。毎年20回は出張していたので、少なくとも、私だけでも100万円以上のコストがかかっていました。人事担当者が同行すれば、さらにコストはかさみます。

 これがオンライン面接ならば、出張費用が大幅に削減できます。また学生を募集する地域も、首都圏のほか、支社がある周辺に限られていました。それがオンラインならば、全国どこでも可能となり、海外までも視野に入れて募集できるようになりました。

 要するに、メリットは下記の3つ。

(1)利便性が高い
(2)採用に関わる時間やコストが削減できる
(3)幅広いエリアから人材を募集できる

 この3つのメリットは、企業にとって、あまりにも大きいものです。オンライン面接を取り入れる企業は増えることはあっても、減るということはないでしょう。

オンライン面接に
不安を抱える学生たち

 それでは、学生側からみて、オンライン面接はどうなのでしょうか。

 まず、地方や海外在住の学生にとっては、オンライン面接は明らかにメリットが大きいでしょう。

 しかし、気になる情報があります。

 弊社が昨年に、2022年卒の学生を対象とした「オンライン面接に関する調査」(インターネット調査、期間:2020年9月25日~12月14日、有効回答数:284人)を実施したところ、『8割以上の学生が最終面接は「対面」を希望』し、『半数以上の学生がオンライン面接は「自分の良さが伝わらない」と懸念』という結果が出ていました。

 つまり、学生側の本音は、オンライン面接に対して、かなりの不安を抱えていることがわかります。