お金が2倍になる年数が簡単にわかる
「複利」という言葉を知ったのも、証券会社に入ってからです。
ご存じの方も多いと思いますが、簡単に説明しましょう。
たとえば元金100万円があるとします。
この100万円を金利2%で1年間運用すると102万円になります。
この2万円は元金100万円についた利子です。
次に2万円がプラスされた102万円を、再び金利2%で1年間預けたらどうなるでしょうか?
1年後には104万円ではなく、104万400円になるのです。
この400円は、1年目に利子で増えた2万円についた新たな利子。
つまり毎年、利子に利子がついて元金がどんどん増えていく。これが「複利」の効果です。
元金が2倍になるための年数がわかる「72の法則」というものがあります。
これは複利の効果を概算するための計算式ですが、次の通りとても簡単です。
たとえば、7%で運用した場合、72÷7≒10となり、元金100万円であれば、およそ10年で2倍の200万円になることがわかります。
4%なら、72÷4=18で、18年で2倍になる計算です。
銀行預金はお金を増やす
効果がまったくない
一方で、100万円を銀行に預けっぱなしにしていたらどうなるでしょうか?
いま、銀行の金利は定期預金でも0.001%程度しかないので、72÷0.001で、なんと7万2000年もかかる計算になります。
銀行預金は、お金を増やす効果がまったくないことがわかります。
それでいてATM(銀行預金預け払い機)で自分のお金をおろすのに、手数料が100円かかったりしますからバカバカしくなります。
私は1989年生まれですが、生まれてすぐの1990~91年当時の定期預金(1年)の金利は6%くらいあったそうです。
いまでは考えられない恵まれた高金利ですが、これだと72÷6=12と、12年あれば銀行に預金しておくだけで元金が2倍になる計算です。
それがいまでは、定期預金の価値は目減りしていく一方。
やはり、投資してお金に働いてもらわなくてはいけませんね。
1989年愛知県生まれ。2013年大学卒業後、野村證券入社。配属された東海地方で新人にして営業成績トップとなり、社内最年少でセミナー講師に抜擢される。出身地の経済が疲弊し、将来的に自分の手で地域活性化をするという大きな目標を掲げ、その資金獲得のため不動産投資をはじめる。40歳までに資産100億円を築き、財団を設立して地元を活性化するのが目標。2015年、26歳で1棟目となる中古1棟アパートを購入。その後も1棟買いを続け、入社4年目に退社。現在は7棟68室(総資産7億5000万円)のオーナーとして、年間家賃収入7000万円、年間2000万円のキャッシュフロー(手元に残るお金)を得ている。2021年夏に有料メルマガ「お金ビギナーのためのマネ活部」をスタート予定。お問い合わせ等は、こちらのアドレスまで(info-emily@diamond.co.jp)。