正しい神頼みの方法がある
秘密の研究でわかったことがあります。
「神頼みは、神様のことを知らないと始まらない!」
あなたは、そもそも「神様」にどんなイメージをお持ちでしょうか?
神様がどんな存在かわからなかったら、適切な頼み方もわからないですよね。
初詣に7割近くの日本人が参拝する割に、神様のことはよく知らないし、皆さんが持っているイメージもバラバラではないでしょうか。
宗教によって神様は異なりますので、次に紹介するのは、日本において、古代より認識されていた神様だとご理解ください。
神様には、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、自然です。太陽、月、風、山、海、岩、土など。
もうひとつは、ご先祖様です。お亡くなりになった人たちですね。
この自然信仰とご先祖様信仰がくっついたのが、日本の神社であり、日本神道です。
「神様」というと、自分には関係ない、遠い存在と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。実は神様はものすごく身近で、皆さんは日々接しています。ただ、神様だと認識していないだけなのですね。
神様なんていないと思う人も、太陽や月やご先祖様の存在を疑う人はいないでしょう。
ご先祖様が神様なら、あなたも私も死んだら神様。この世は神様予備校ですね!
「ふーん、で、どうやったら神様のご利益を得られるの?」
そんな声が聞こえてきました! 金運が上がるとか、縁結びだとか、厄除けだとか、ありますよね。本当にそんなのがあるの? あるんだったら、得られる方法、早く教えて! と思いますよね。
その方法は、神様の性質をよく知ること。ご利益を得る仕組みを知ることです。
本書『最強の神様100』は、神様のご利益を十分に受け取り、もっとラッキーな毎日にしたい、充実した人生を送りたい、この社会をもっと良くしていきたいと願う人たちのために書きました。
「最強の神様」なのに100もあるのは多すぎと思うかもしれません。
「最強は私ひとりで十分だ!」はドラマのお約束ですし、宗教でも神様はひとつしか認めないキリスト教、イスラム教、ユダヤ教といった一神教がポピュラーです。
でも、人間の悩みはひとつじゃありません。人により違うし、年代によっても違う。性別や立場によっても違うでしょう。
大学院生のときに私が参拝した近所の神社の神様は「ニニギ」というお名前でした。当時はお名前を聞いても「?」でしたが、30歳にもなって無収入だった生活力のない私にはぴったりの神様でした(くわしくは本書の「ニニギ」の項をお読みください)。
神様100の中に、あなたの状況にぴったりな神様がきっと見つかるでしょう。
逆に「100は少なすぎる」と思う方もいるかもしれません。日本の伝統は「八百万の神様」。すべてのものに神様が宿るので、
100どころか、800万と言いたくなるほど、たくさんの神様がいらっしゃいます。
だから「厳選」した「最強の神様100」なのです。
本書では、最強の開運者だった天下人たちが力を借りた「ある時代に最強の神様」をご紹介しています。
実は、時代によって、最強の神様が違うのですね。弥生時代から、古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、戦国、江戸、近現代と、その時代時代の天下人が力を借りた「旬」の神様がいらっしゃいます。
そして、「旬」を過ぎても、神様のお力はまったく変わりません。
古代に最強だった神様は、現代でも最強の一角。ただあまり有名じゃないだけです。そんな最強なのに、あまり知られていない神様も本書ではたっぷりご紹介しています。聞いたことないからってスルーしないでくださいね!