ライズとロッキーの違いはフロントマスク。両車で独自のデザインが与えられている。ロッキーは六角形グリルのシンプルな形状。対してライズは、RAV4の弟分を意識した意匠でまとめた。造形担当はどちらもダイハツ。余談だが、RAV4の開発メンバーがライズを見て、ソックリなことに驚いた(いい意味で)というウワサも!?

トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーは兄弟車!運転しやすい「お値段以上」のコンパクトSUV【試乗記】駆動方式はFFと4WD 4WDは発進時や走行状況に合わせて駆動力を電子制御し自動的に前後に配分 ボディ色は計11種 写真のターコイズブルーメタルの2トーン(op5万5000円)はライズ専用色
ダイハツ・ロッキーダイハツ・ロッキーは六角形フロントグリル採用 販売上位グレードは(1)G(200万2000~222万4200円)/(2)プレミアム(214万5000~236万7200円)/(3)X(184万8000~208万6700円)
ダイハツ・ロッキーGリアビューダイハツ・ロッキーG(FF) 価格:CVT 200万2000円 ロッキーは「アクティブ/ユースフル/コンパクト」をキーワードに開発 プラットフォームはダイハツの新世代クルマ技術を投入したDNGA 写真は専用色のコンパーノレッドの2トーン仕様(op7万7000円)

 インテリアはほどよくワイルド、ほどよくスポーティ。TFT液晶のフルデジタル式のメーターが新鮮だ。全体的に機能重視で設計されている。質感は格別高くはないものの、気兼ねなく使えるほどよい“道具感”が好印象だ。

トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーは兄弟車!運転しやすい「お値段以上」のコンパクトSUV【試乗記】インパネはセンター部をドライバー側に傾けたスポーティ形状 センターコンソールはハイマウントタイプ 写真の9インチディスプレイオーディオはop

 室内スペースはボディサイズを考えると優秀。前席優先のパッケージだが、後席は大人でもひざ回り/頭上空間ともに余裕があるうえに、ウィンドウ面積が大きい関係で数値以上に“広い”と感じる。ラゲッジ容量も必要十分。ファミリーカーとしても十分使えるパッケージングといえる。

トヨタ・ライズZ前席シートは快適な座り心地の大型形状 Zの前席はレッドパイピング入り 前後席ともスペースはゆとりたっぷり 室内長1955mm
トヨタ・ライズZリアシート
トヨタ・ライズZ荷室荷室はアレンジ自在 後席シートバックは6対4分割 高さが調節できるラゲッジボード採用