シリーズ18万部突破の最新刊『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉を音声配信。終わりの見えないコロナ禍で、不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ!
「自分で決めることは大切よ」

幸せになるための<br />たった1つのポイントPhoto: Adobe Stock

失敗しても前進しているから大丈夫

きょうのひとことは、
「自分で決めることは大切よ」

自分で考えて決めるっていうことが、いちばん大切なことであって、その結果がどうであるかということは、あまり気にならなくなるというお話です。

自分の意志がまったく反映されず、こうしなさいああしなさいと周りから言われて、それで成功した場合。
一方、自分でいろいろ考えて、いろいろやって、それでもうまくいかなかった場合。
どちらが幸せかというと、後者のほうなんです。

自分で考えてやってみたけれども、結局はうまくいかなかったとしても、次はこうしようああしようと、いろいろと学べることがあります。
もちろん自分で決めてやったことが成功した場合が、いちばん幸せですけれど、いきなり上手くとは限りません。

失敗しても成功しても、自分で考えて決めれば、なにかを得られるものがあるし、自分のことは自分で決められるということ自体が、幸せにつながります。

一方、他人にいろいろ決められて、自分で考える余地がないという状態だと、自分がなにをやっても、結局は「やらされる」ので、まったく幸せを感じられなくなってしまいます。

つまり、大切なことは「自分で考えて決めること」
それができてさえいれば、結果がどうであれ、あまり心配にする必要はありません。

人生は、失敗した段階で終わるのではなく、ずっと続くものです。
うまくいかなかったことがあったとしても、自分で考えて、自分で決めている以上、つねに前進できます。

ところが、自分の決定権が奪われてしまうと、前進も後退もせず、同じ場所に停められてるような感覚を得ます。
ただいたずらに時間が流れてくる感じになるわけです。
だから、あまり幸せを見い出すことができません。

もしいま自分に不満とか辛さがあるとしたら、それは自分の環境のなかで、自分で自分のことを決められていないからかもしれません。
そこを見直してみて、自分で自分のことが決められるように、少しでも環境を変えてみたらいかがでしょうか。

とはいえ、いきなり変えられないこともあると思いますから、変えられることからで大丈夫です。
ぜひ試してみてくださいね。

きょうのひとことは、
「自分で決めることは大切よ」
でした。

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