1日15分、日光を浴びよう

 日々の生活で第一に気をつけるべきは「日光を浴びること」です。

 日光を浴びると、紫外線と皮膚で反応が起こり、ビタミンDが作られます。ビタミンDには腸からのカルシウムの吸収を促進する作用があるのですが、不足していると、腸が上手にカルシウムを吸収できず、骨がもろくなってしまいます。

 紫外線は浴びすぎると皮膚がんの原因となるなど、ネガティブなイメージが強いのですが、骨粗しょう症予防のためには「適度に日光を浴びる」のは非常に重要になります。

 また紫外線はガラスを通過しないので、ガラス越しの日光では意味がないことも知っておいてください(※2)

 時間について明確な基準は決まっていないものの、成人では約600IUのビタミンDが必要とされています。マイアミとボストンの研究ですが「400IUのビタミンDを合成するのに、正午に5分程度日光を浴びる必要がある」というデータがあります(※3)。1日15分ぐらい日光を浴びておけば十分でしょう。

 食事のポイントとして、ベジタリアンの方はビタミンD不足に陥りやすいです。ビタミンDは魚類、キノコ類、卵などに含まれており、野菜にはほとんど含まれておりません。菜食限定の生活をしていると、ビタミンDをまったく摂取できない場合もあります。どうすればいいのでしょうか?