模様替えの秘訣その1
家具配置は絶対に「飛び地NG」

 首都圏にあるお宅の、10代のお子さんのお部屋、「ビフォー」の状態です。

タスカジ_写真1入り口・手前から見える部屋の様子
タスカジ_写真2入り口・奥から見える部屋の様子

 一見すると、まとまりがあるように感じられるかもしれませんが、“危険”な配置です。勉強、着替え、遊び…それぞれに関連するモノが収まった家具が壁沿いに並び、その近くに、関連のモノが散らかります。

 このお部屋では、デスク両脇の壁面に本棚とプリント収納棚が分けて配置されています。これだと、デスクから左右の棚まで広範囲に、プリント・ノート・教科書が置かれることになり、印象として「部屋中にプリント類が散らばっている」という状態になりやすいでしょう。

 また、この中に例えば「衣類を収めたチェスト」や「脱いだ部屋着を入れるカゴ」などがポンと置かれていると、プリント類と衣類が同じ場所に散らかって、ますますごちゃごちゃしてしまいます。

 そこで、できるだけ関連する家具は固めて配置し、飛び地を作らないこと。まずこれが秘訣の一つです。

 このお部屋では、勉強机を出窓の前から壁沿いに移し、プリント収納棚も近くに配置しました。

図1
拡大画像表示 プリント類が散らかるエリアと衣類が散らかるエリアの「重なり」を避けるようにしました