「通るES」はこうやって書かれる~4つのポイント~その3・4

3■ESは足切りの道具ではない。選考が進むほど、重要度が増す
  多くの就活生は「面接」がうまくいけば内定がとれると思っているがそれは違う。
  僕は「面接」よりも「ES」の方が大切だと思っている。
  面接は進めば進むほど、面接時間が長くなる。つまり就活生をじっくりと吟味するようになる。
  そのときに、採用担当者が注目するのがESだ。
  これを読み 込みながら、面接の質問を考え、きみたちの人間性を予想する。最終面接で話した内容がESと違うだけで「きみESと言っていることが違うね」と言われて落とされてしまうこともあるのだ。

4■提出は〆切3日以上前には提出しよう
  提出〆切日ギリギリに提出する人が全体の90%以上だ。1万人のエントリーであれば、9000人以上が同じ日に提出する。
当たり前だが、採用担当者はその人数のエントリーシートを一気に読むことになる。それだけの数を読むのは相当疲れるのは想像に難くないだろう。

 逆に言うと、それ以前に提出する方がじっくり読んでもらえる確実は上がる。〆切直前に提出されたESは、学歴などのスペックや、斜め読みしたときの印象などで合否を判断されることもあるかだろう。実際、知り合いの人事も「じっくり読む時間がないので、決めたルールに従ってそれを満たしているかを判断基準に、短時間で合否を決めている」と聞いた。

  どちらにせよ、早く提出した方が「時間管理」「仕事の進め方」などの能力や「志望度の高さ」といったことを伝えることもできる。
  こういった、内容以外の部分でもアピールできるところはたくさんある。

  例えば、以下のような準備はすぐできる。
・ 写真はスピード写真でなく、プロの写真館で撮る
・ 写真の印象を左右する髪型やスーツ、シャツ、ネクタイなどに気遣う
・ 〆切を手帳に書き込む時は、常に4日前
・ 一次募集で出す(2次、3次募集で出さない)
・ 郵送の場合は、書類をクリアケースやクリップでまとめる

  こういった小さな準備が、最終的に大きな差になるのだ。