多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は600ページ超えの超大作で、まさに“鈍器本”だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。
・報連相の基本は「PREP法」
・「結論→理由→具体例→まとめ」の順番で伝える
・「思考のピラミッド」がそのまま使える
マモル:サラタメさん、上司に「3分ください」って切り出したいんですけど、報告したいことが3分にまとまらないです……。
サラタメ:そういうことなら「PREP法※」をやれば一撃ですよ!
マモル:一撃! なんですか、「PREP法」って?
サラタメ:要は、報連相のときに「結論→理由→具体例→まとめ」という順番に話すだけです。明日からでも実践できる簡単な方法ですよ。
※「PREP法」とは?
相手にわかりやすく情報を伝えるときに有効な方法(話す順番)。
「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(まとめ・結論)」の頭文字を取って「PREP法」と呼ばれる。
相手が最も知りたい「結論」を最初に持ってくることで、相手のストレスを軽減。また、「理由」「具体例」を述べた後、さらに強調するために「まとめとしての結論」を伝えるので、相手の記憶にも残りやすい。
「PREP法」の正しい使い方
マモル:「結論」「理由」とかって、本書P94に出てきた「思考のピラミッド」となんかカブりますね。
サラタメ:おぉ! マモルさん、それはめちゃくちゃいい着眼点です。まさにこの「PREP法」は「思考のピラミッド」を駆使して伝える方法なんです。つまり、準備段階を踏まえると、全体の手順はこうなります。
1.「思考のピラミッド」で考えを整理する
2.カンニングペーパーをつくる
3.「結論→理由→具体例→まとめ」の順番で伝える
マモル:なるほど。「思考のピラミッド」をつくるのに慣れていたら、「PREP法」を使いこなすのも簡単なんですね。
サラタメ:そうです! たとえば、本書P95でつくった「忘年会のお店選び」事例の「思考のピラミッド」で試してみましょう。