採用担当者の心に刺さる
志望理由をつくろう
サラタメ:前述したとおり、「1.自分の転職の軸」から始め、「2.志望企業の魅力」を挟み、「3.マッチング」で締める、この3段構成でつくってみてください。
〈ザックリの例〉
1.自分の転職の軸「私はこんな想いを持って転職活動をしています」
2.志望企業の魅力「そんななかで御社の○○に惹かれました」
3.マッチング「私の想いを、御社の○○に貢献することで実現したいです」
まず「1.自分の転職の軸」から始める
本書P220で触れましたが、転職活動のファーストステップとして、自分なりの「転職の軸」が決まっているはずです。今回の転職活動で必ず実現させたい最優先事項を伝えます。
その「転職の軸」に至った具体的なエピソードも添えて伝えられると、より真実味が増し、熱い志望理由になります。
続いて「2.志望企業の魅力」を語る
ただ魅力を語るだけではダメです。「転職の軸」に沿った視点で魅力的と思うポイントを語りましょう。
サラタメ:ぶっちゃけ、唯一無二の魅力を持つ会社なんてあまりなかったりしますが、なるべく「他社にはない御社だけの魅力」と聞こえる伝え方をしましょう。
最後に「3.マッチング」で締める
「転職の軸」と「志望企業の魅力」がベストマッチなのだと伝え、締めましょう。
サラタメ:この説明だけでは、まだボヤッとしていると思うので、次の具体例を見ながらつくってみてください。
3段構成(具体的な例)
●広告代理店からメーカーに転職活動している場合
1.「自分の転職の軸」から始める
・私の転職の軸は「独自性がある&思い入れの強い商品を持つ企業で働きたい」
・今まで広告代理店で、メーカーの商品プロモーションを数多く担当してきた
・やりがいはあるが、宣伝だけの関わりだとどうしても浅く、できることが限られる
・商品企画からプロモーションまですべて携われれば、もっとできることがあると思った
2.「志望企業の魅力」を語る
・御社の○○という商品は魅力的だと思う
・実は大学時代、○○しているときにスゴく助かった思い出がある
・売上は業界No1ではないが、○○という点で独自性がある
3.「マッチング」で締める
・独自性&思い入れのある商品を持つ御社でこそ、私の「転職の軸」は叶えられると考えている
・もし御社で働くことができたら、○○という商品で○○を実現したい
・何年かかるかわからないけれど、実現してみたい
・そんな想いを持って、御社を志望している
マモル:なるほど~。「自分の軸」と企業のつながりが見えて、愛を感じるかも(笑)。
サラタメ:愛を感じさせるには、「1.転職の軸」で具体的エピソードを盛り込むこと。あと「3.マッチング」で締める際、未来をイメージさせるワードを入れ込めたら最高ですね!