ひろゆきが呆れる「自分の時間を奪われる人」の残念な特徴ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

時間そのものが「人生」

 あなたは、自分の時間を守っていますか?

「毎日、忙しくて、自分の時間なんてないよ……」というなら、考え方を変えたほうがいいかもしれません。

 だって、時間は「有限」であって、時間そのものが「人生」だからです。

 それなのに、他人に合わせて生きていると、どんどん自分の時間は奪われてしまいます。

 ということで、自分の時間を守れる人になるための方法について語っていきましょう。

「時間が奪われる人」のキャラ

 いい顔をするタイプの人は、相手からどんどん時間をとられます。

「今ちょっといいですか?」「今日中にお願いできますか?」

 と、勝手に都合のいいように扱われることが増えてしまいます。

「あの人は、いつもすぐにOKしてくれるよね」という噂が広まったり、そういうキャラが確定してしまうと、どんどん自分の時間はなくなっていきます。

 大事なことは、「NO」と言えることなんですよね。

「計画」を立てましょう

 まず手帳とかスケジュールに、自分の時間を入れましょう。そして、それを奪われないように守りましょう。

 それは、毎月の給料の中から「この5万円は絶対に使わないでおこう」と決めるのと同じです。

 お金も時間も同じです。

 計画を立てていないと、いつの間にか空っぽになってしまいます。

 そのためには、「人間関係」との向き合い方を整えることです。

時間もお金も「守るもの」だ

「何よりも最優先する大事な人」と「嫌われてもかまわない人」にザックリと分けます。

 もし後者の人からのお願いなのであれば、できるだけ断るようにします。

 いきなり街で声をかけられた赤の他人から、「お金をください」と言われて、「いいですよ」と渡す人なんていませんよね。

 時間も同じです。

「いまちょっと忙しくて……」「来月まで待ってくれる?」と、自分のペースを守るようにしましょう。

 そうやって、自分の時間を死守するのです。

他人のために生きるか、自分のために生きるか

 やはり根底にあるのは、「目の前の人に嫌われたくない」「いい人でありたい」という願望なんですよね。

 そうやって自分の時間をすべて失って、「まあ、これでいいんだ」と思える生き方ができるのであれば、別にそれでもいいと思います。

 他人のために生きる人生だってありますからね。

 でも、それでもし後から後悔しそうなのであれば、ちょっと根本から考え直したほうがいいでしょう。自分の時間を守るように、ある程度、戦略的に人と付き合うことも必要だと思いますよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。