井上貴博TBSアナウンサーの自身初となる冠ラジオ番組『井上貴博 土曜日の「あ」』が本日13時、初回放送を迎える。ゲストにはプライベートでも親交があり、作家・俳優としても活躍する人気グループ・NEWSの加藤シゲアキさんが登場! 初の自著『伝わるチカラ』の刊行を5/17に控える井上アナとのトークに注目だ。
食事に行く間柄のふたり
本日、TBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』が、放送初回を迎える。メインパーソナリティを務めるのは、報道番組『Nスタ』のメインキャスター・井上貴博TBSアナウンサーだ。井上アナにとって、初の冠ラジオ番組となる。
番組の放送時間は、土曜日の13時00分~15時00分(4月のみ13時00分~15時55分)。「“ウェルビーイング”な社会をリスナーと一緒に創っていく」というコンセプトのもと、土曜日の午後に居心地よい時間と空間づくりを目指す。
記念すべき初回放送のゲストには、人気グループ・NEWSのメンバーであり、作家・俳優としても活躍する加藤シゲアキさんを迎える。ふたりは過去にTBSで朝、放送されていた『白熱ライブ ビビット』で共演して以来の関係であり、プライベートでは、ときおり食事にも行くほど親しい仲である。
加藤さんをゲストに招いた経緯を井上アナはこう話す。
「番組コンセプトにもピッタリで、挑戦を続ける彼にオファーさせていただきました。『ビビット』でご一緒してから、同世代のトップランナーとして尊敬している存在です。まったくフィールドが違えど、僕は勝手に戦友だと思っています。大袈裟ですね(笑)」
親しいふたりによる息の合ったトークが楽しみだ。
加藤シゲアキさんの多彩な才能
加藤シゲアキさんはFMヨコハマ「SORASHIGE BOOK」のDJを担当。音楽や映画を始め、さまざまな分野に好奇心を持つ一面を見せている。
また、自身の短編小説『染色』をもとに、自らが戯曲化した舞台『染、色』が上演され、この作品が「第66回岸田國士戯曲賞」の最終候補作品となるなど、演劇の分野での活躍も目覚ましい。
そんな加藤さんについて、井上アナは「人見知り。情に厚い。ミステリアス。僕の中ではアイドルが作家をやっている印象ではなく、作家がアイドルをやっているイメージに近いです」と評する。
プライベートで見せる素顔に関しては、次のように語っている。
「どんなに忙しくても、食事や飲みの時間を空けてくれます。LINEのやり取りは短くて素っ気ないけど、会うと、とても砕けたフランクな対応。酔っ払うと、ずーっと笑ってます。このギャップにやられます(笑)」
『井上貴博 土曜日の「あ」』で、井上アナは私たちが知らない加藤さんのどんな一面を引き出してくれるのだろうか? 期待が集まる。
『伝わるチカラ』で著者デビュー
小説家としての加藤シゲアキさんのキャリアはすでに10年以上になる。『オルタネート』(新潮社)は、第164回直木三十五賞の候補作となったほか、第42回吉川英治文学新人賞を受賞している。
「まだまだ、まだまだ、全く満足していないんだろうな、と勝手ながら想像しています。今の時点でここまで確立させ、仕事の幅を広げた凄まじい努力。ここから、いい意味で誰も想像し得ない方向に裏切ってくれると感じています」
このように加藤さんの作品について話す井上アナだが、自身も5月17日には初の著書『伝わるチカラ』(ダイヤモンド社)の刊行を控えている。
『伝わるチカラ』は、井上アナがこれまでに培った“技術”と“信念”を詰め込んだ1冊。「当たり前のように使いがちな言葉を疑ってみる」「あおるのではなく正直に伝える」「うまく話そうと思わなくていい」など、15年のキャリアを経てたどり着いた“現在地”を、ノウハウとエピソードとともに率直に綴っている。
加藤さんの華々しい作家活動を意識して「僕も負けじと精進します」と語ってくれた井上アナ。ふたりの本が同時に書店に並ぶ日が待ち遠しい。
『伝わるチカラ』刊行記念
井上貴博TBSアナウンサー トークイベント開催!
6/4(土)19時~
リアル(代官山 蔦屋書店)&リモート同時開催
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『伝わるチカラ』 井上貴博 著
定価:1540円 刊行:2022年5月17日
判型:四六判並製 ISBN: 978-4-478-11535-0
中田敦彦氏、今村翔吾氏(直木賞作家)、精神科医Tomy氏 絶賛!!
井上貴博 TBSアナウンサーの初著書!
地味で華がないボクが実践した52のこと
序 章 大切なのは「伝える」より「伝わる」こと
■「伝わる」ための努力をしていますか?
■「先輩をライバル視」で伝わるチカラをのばす
■ アナウンサーになる気はなかった
■ 自分にしかない武器で勝負する
■「この写真を見て30秒話してください」
■「30秒間、日本の名所でしりとりをしてください」
■ 敵が多そうなテレビ業界で成長につなげる
■ 苦渋の決断で成長の道を切り拓く
■29歳の大きなチャレンジ
■ 模範的アナウンサーの逆を行く
■ 精神的にどん底の状態を経験
第1章 「伝わらない」が「伝わる」に変わる8つのテクニック
①句点(。)をたくさんつけながら話す
――一文を短くしてダラダラ話し続けないようにする
②カタカナ語を使ったら日本語を添える
──横文字を使いすぎると情報が伝わりにくくなる
③噛むこともテクニックのうち
──間違いを気にするより積極的に発言することが大事
④おばあちゃんに話すようにゆっくり話す
──自分が思う以上に話すペースはゆっくりでいい
⑤伝えたい情報は1つに絞る
──あれこれ伝えようとしても逆効果、1つを丁寧に伝える
⑥「ものすごく」「めちゃくちゃ」など過剰な修飾語は省く
──修飾語を使うなら「ここぞ」というときに限定する
⑦身近なモノと比べてイメージをふくらませる
──1つだけでなく2つ3つと比べれば笑いも誘う
⑧「うまく話そう」と思わなくていい
──話すときは毎回、実験のつもりでとり組んでみよう
Column1
RPGの主人公になったつもりでチャレンジする
第2章 「信頼感」が高まる9つの言葉づかい
⑨当たり前のように使いがちな言葉を疑ってみる
──自分がしゃべることを客観視するクセをつける
⑩あおり文句より正直に伝えることが一番
──誇張表現でひきつけようとしても不信感を招くだけ
⑪客観的な数字に基づいて話す
──根拠のない印象操作をしない
⑫「説明」という言葉を使わない
──上から目線になりそうな言葉に注意する
⑬「ね」より「よ + 質問」で会話を膨らます
──同意を求めるだけでなく、ときには言い切る覚悟も必要
⑭プレゼンでは原稿を読んでもOK
──大事なデータは、むしろ読み上げたほうがいい
⑮原稿にペンを入れておく
──その後、下読みをしないトライアルをしてみる
⑯初対面の人のことは事前に調べておく
──調べると相手のことを好きになれる
⑰最初の3秒間に全力を注ぐ
──前傾姿勢と相づちが話し手を饒舌にする
Column2
好感度は気になってもスタイルを崩さない
第3章 「自分の意見」をはっきりさせる7つの話し方
⑱自分を主語にして話す
──他人事にせず、当事者意識を持つことが大切
⑲自分の意見をシンプルに言い切ることをためらわない
──わからないことはごまかさずに認める
⑳自分の責任で思ったことを話す
──空気をうかがいながら話さないようにする
㉑「意見」と「本音」の違いを知る
──本音を求めるとコミュニケーションがギスギスしがち
㉒あえて逆の立場から反対意見を考えてみる
──「本当にそうなのかな?」と疑いの目を向けよう
㉓批判するなら「こうしたほうがいい」を出す
──批判ばかりしていると議論が進まなくなる
㉔自分ができないことは人に求めない
──批判する前に「自分はどうなのか」を問う
Column3
厳しい意見を自分の成長につなげる
第4章 「伝わる人」になる8つの自己演出法
㉕リアクションは中途半端でなく大きな動作がいい
──体を大きく使って喜怒哀楽を伝える
㉖堂々としなくてもいい
──トチったりアワアワしたほうが共感を得られやすい
㉗自分をアピールしすぎない
──「自分はどんな人と一緒に働きたいか」を想像してみる
㉘見た目の印象と違う発言で意外性を演出する
──先入観を逆手にとってギャップを効かせる
㉙笑いにこだわりすぎない
──一生懸命な姿勢のほうが聞き手の心を揺さぶる
㉚目的に沿って服装を変えてみる
――他の人と違う見た目で自己演出する
㉛資料は文字よりも写真やイラストを重視する
──資料を見せるタイミング一つで受ける印象が変わる
㉜極力テンションの上げ下げがない生活を送る
──淡々とした生活が安定のアウトプットに通じる
Column4
嫌われる覚悟を持とう
第5章 「伝わるチカラ」が高まる11のインプット法
㉝「反省」が語彙力や表現力を高める
──1日の終わりに自分の発言を振り返る時間をつくろう
㉞スマホの「類語辞典」で芋づる式に語彙が増える
──とにかくたくさんの言葉を目にする習慣をつけておく
㉟「自分だったらどう言うか」を考える
──実際に使えそうな言葉を貪欲に探そう
㊱仕入れた言葉はとにかく使ってみる
──コツコツとメモするより発音しよう
㊲若い人に最新情報を教えてもらう
――あえてのミーハー根性で流行には積極的に食いつく
㊳言葉づかいを指摘されたらラッキーに思う
──正しい言葉づかいを教えてもらうのは本当に貴重
㊴自分とは違う価値観の人に触れる
──異業種の人との交流は自分を知る大チャンス
㊵中性的な言葉づかいを織り交ぜる
──語尾をやわらかくすると話を聞いてもらいやすい
㊶スピーチは事前の情報収集に全力を注ぐ
──上手なスピーチより攻めの姿勢が評価される
㊷お手本になる人の真似をする
──身体に染み込むくらいじっくり観察する
㊸自分にとってのロールモデルを持つ
──「この人のようになりたい」という目標があると頑張りやすい
Column5
自分より実力のある人と戦って勝つことを目指そう
第6章 人間関係がうまくいく9つの「伝わる技術」
㊹“タメ語チャレンジ”で先輩との距離を詰めてみる
──先輩には少し生意気なくらいの態度が効果的
㊺年下から突っ込まれるスキをつくる
──日頃の努力が「人から話しかけられやすい雰囲気」につながる
㊻自分より若い人に教えを乞う
──若い力を活用したいなら、まず話しやすい環境をつくる
㊼「下手マウンティング」はほどほどに
──過剰にへりくだりすぎると、人との距離感ができてしまう
㊽「~させていただく」を使いすぎない
──へりくだらないほうが人間関係はうまくいく
㊾フィードバックはポジティブなことから入る
──「相手がどう受け止めるか」を踏まえて最適な言い方を探ろう
㊿ちょうどいい緊張感を持つ
──ときにはチーム内での対立をいとわない
51 職場の仲間と遠慮なくぶつかってみる
――ぶつかった先にコミュニケーションが定まる
52「MCになったつもり」で人の話を聞く
──話が苦手な人は聞くスキルを高めることが肝心
Column6
やりたい仕事があれば、きちんと意思表示をする
終 章 失敗は何よりの財産、恥をかけることは幸せ
■失敗して傷ついてこそ成長する
──傷つくチャンスを与えられているだけでも恵まれている証拠
■恥をかかないと成長はない
──「恥をかけるチャンスは今のうち」と考えよう
■間違いなく「言われているうちが花」
──批判の言葉は周囲からの期待の裏返しである
■悔しさを仕事の推進力に換える
──偏見に対しては結果を出して黙らせるしかない
■業界や会社全体を俯瞰して考えてみる
──自分の立場を俯瞰すると大胆な発言ができる
■制約があるからこそ、“攻め”やすい
──会社には少しくらい不満を持っていたほうがいい
■難しそうな仕事こそ積極的に挑む
──得意な仕事ばかりしていると「できる仕事」は減っていく
おわりに