ひろゆきが呆れる「人生の決断を他人にゆだねる人の特徴」ワースト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「他人に決めてもらう人」とは?

 あなたは、自分のことは、自分で決めていますか?

「決断力」という言葉があったりしますが、そんなものに「力」なんて必要ないんじゃないかと僕は思ったりします。

 別に、「今日何を食べるか」「何の映画を見るか」とかであれば、他人に決めてもらってもいいと思うんです。

 でも、いやそれは自分で決めなきゃいけないだろう! と思うことがよくあるので、それについて述べていきましょう。

で、誰が決めたの?

「会社を辞めようと思ったけど、引き止められて辞められなかった」

 そんな悩みが、僕の元に届きました。

 それを聞いて思うことが1つあります。

 それは、引き止められようが、何をされようが、「最終的に決めたのはあなたですよね?」ということです。

 上司に「辞めたいです」と伝えたとしましょう。「いや、辞められたら困る」などと言われて引き止められたとします。

 万が一、そこで心が揺らいだとしても、家にまで上司がついてくることはありませんよね?

 家に帰って1人になる時間があるはずです。

 そこで考えてみて、「いや、やっぱり辞めたい!」と思うのなら、内容証明を送って退職の意志を伝えれば済む話です。

 結局、決めたのは「自分」なんですよね。

「後出し」は、しない

 最初に述べたように、なんでも他人に決めてもらおうとする人がいます。

 何を食べたいか、何をしたいか。その意思表示をしない人です。

 そういうスタンスで生きるのも、別に僕は否定しません。

 僕もよく他人の考えに乗っかったりしますからね。

 でも、そうするからには後から文句を言ったり責任を押し付けるのは、やめたほうがいいと思うんです。

 僕だったら、先に「じゃあそうしますけど、責任は取れますか?」と聞いたりします。

 そう言って相手がたじろいだりするのを見ると、やっぱり自分のことは自分で決めるしかないんだよな、と思うわけです。

 ということで、他人から引き止められたり、「考え直せ」と言われたところで、それを受けて決めるのは自分なので。後から「あのとき、ああ言われたから……」と泣き寝入りしないように、決めるクセをつけておきましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。