コロナ禍のリモートワークなど生活スタイルの変化により注目されたのが、資産形成に対する関心が高まったこと。特に、20~30代の若い人たちの間で、つみたてNISAの口座開設が急増した。そんな状況の中、つみたてNISA本の決定版ともいえる『最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい』(中野晴啓著、ダイヤモンド社)が3月16日に発売。本連載では、つみたてNISAを利用して長期投資や資産形成をしてみたいという人に向けて、失敗しないつみたてNISAの賢い選び方・買い方について、同書から抜粋して公開する。「つみたてNISAってなに?」という投資ビギナーの人でも大丈夫。基本的なところからわかりやすくお伝えしていくので、ぜひ、お付き合いください。好評のバックナンバーはこちらからどうぞ。

「一般NISA」と「つみたてNISA」では、どちらを選択したらいいか?Photo: Adobe Stock

一般NISAにするか、つみたてNISAにするかを選ぶ必要がある

 その後、2018年1月から「つみたてNISA」がスタートしました。

 一般NISAとつみたてNISAの両方を同時に運用することは認められていないため、NISAで資産運用をしようという人は、まず一般NISAにするか、それともつみたてNISAにするかを選ぶ必要があります(下図)。

 すでに一般NISAで運用している人が、つみたてNISAを利用したいと思った時は、つみたてNISAでの運用を開始した時点で、一般NISAでの新規買付はできなくなります。

 すでに説明した通り一般NISAは、毎年120万円の非課税枠が設定され、その非課税期間は最長5年(下図)。