抽象化しないと本質的な解決策にはたどり着けない

 ここで図を使って思考停止の状態と、思考の基本動作ができている状態を比較してみましょう。下図を見てください。

 上図の左側は思考停止の状態で、発生した具体的な現象に対する対症療法的な打ち手を講じている状態です。

 本質的な解決策は、具体的事象を数多く集めてから、上図の右側のように抽象化して本質(真因)を抽出することで導き出すことができます

 抽象化して問題の本質を捉え、その対策を講じることは、プロフェッショナルの仕事の基本です。