理学療法士・プロトレーナー(C.S.C.S.)監修記事

「今回は腰痛予防を目指して、腰周りの筋肉を鍛えるトレーニングを紹介します」と、ニューヨークに拠点を置く理学療法クリニック『ビスポーク・トリートメント』の理学療法士であり、認定ストレングス & コンディショニングスペシャリスト(C.S.C.S.)の資格を持つダニエル・ジョルダーノ博士(DPT, PT, CSCS)が語ります。

次からは、5つの各トレーニングの効果的なやり方を解説していきます。

【1】エルボープランク

エルボープランクのやり方Men's Health US

効果とアドバイス:「もし『エルボープランク』による30秒間ホールドすることが難しい場合は、10~15秒から始めて、徐々に長くしていきましょう。腰に負担をかけないよう、アイソメトリックトレーニング(=等尺性収縮・静的なトレーニングでの筋肉の収縮トレーニング方法の意味で、筋肉を伸縮させず一定の姿勢を維持して負荷をかける筋トレ)から始めて、体幹の筋肉を目覚めさせていくようにしましょう」と、ジョルダーノは最初にこのトレーニングを選択した理由を話しています。

効果的な方法

エルボープランクの動画解説1
エルボープランクの動画解説2

効果的なやり方:お腹を床につけて、床に伏せます。そして肘(ひじ)をついて身体を支え、膝(ひざ)を地面から浮かせます。

 大腿四頭筋(だいたいしとうきん=太もも)と大臀筋に力を入れて、そのまま肘を突き出して胸部を持ち上げます。1回のプランクごとに30秒間ホールドして、5回行いましょう。