本書の構成
本書の構成は、以下のようになっています。
【Part1】では、高山の幹部研修の一端をまとめました。抽象化や概念化のスキル、経営戦略の全体像など、経営学を学ぶにあたって押さえておきたいポイントをまとめています。さらに経営塾で使用するリーダー必読の課題本の要点を述べています。
【Part2】では、マイケル・ポーターのフレームワークである5つの競争要因と業界セグメント、そして、それを筆者なりに加工して考え出した魚群探知機の使い方について、実際の企業での事例を紹介しながら解説していきます。
【Part3】では、これから経営幹部を目指す人に必要な「戦略実行力」について解説します。従来からある伝統的なリーダーシップに加え、さらに必要な知識と考える個人と組織の成長を意識する「学習アプローチ」と、トップダウンとボトムアップを両立させる「場のマネジメント」について解説します。
【Part4】では、経営塾を導入して業績や社風が劇的に変わった4社の事例を紹介します。また、経営塾を支援するアドバイザー側の動き方、経営塾の効果を高める場づくりのノウハウは、そのままリーダー育成やチーム運営のノウハウにもつながります。経営幹部を目指す方には、ぜひ学んでいただきたいポイントです。