金融機関や自治体からの書類、郵便物、クーポン、子どもが持ち帰るプリント類……。「紙」は毎日、怒涛のように家に入ってきます。いったい、取っておくべき紙はどれなのか? そして、それをどう整理すればよいのか?「とりあえず取っておく」と、「肝心な時に出てこない」「いつの間にか期限が切れていた」「大事な書類を失くして、お金や信頼を失くす」などの悲劇が起こります。紙には、財産や信用に直結するものもあります。人生により大きな影響を与えるのは、実は「モノ」よりも「紙」の片づけです。「もっと早く知りたかった!」とメディアでも大反響の、片づけアドバイザー・石阪京子先生の最新刊「人生が変わる 紙片づけ!」から抜粋して、ご紹介します。
大事な紙は、届く時期が決まってることが多い
子どものプリントや、チラシ、郵便物など、紙は毎日やってきますが、その中には、毎年決まったタイミングで入ってくる紙もあります。大事な紙がいつくるかさえわかっていれば、慌てることはありません。
生命保険などの、年末調整や確定申告で使う「控除の紙」が来るのは10月です。それを把握していれば、「大事な紙が届いた。置き場所どうしよう」と迷うこともなく、「マネーボックス」(「人生が変わる 紙片づけ!」参照)へ入れられます。
毎年やってくる紙というのは、一度ファイルボックスに”居場所”を作りさえすれば、後は毎年そこへ機械的に入れて行くだけ。判断保留で、机の上に置いたままにしたり「未処理ボックス」へ行くこともなくなり、即、正しい居場所へ収納されて、必要な時に簡単に取り出せるようになります。
たとえば、これからの季節に来る主な紙と言えば、
◆10月……「控除の紙」
◆11月……「喪中はがき」「お歳暮の送り先控え」
◆12月……子どもの「2学期終了にともなうプリント」「冬休みの宿題プリント」
……などなど。
本書では、1年間で家に大事な紙が届くスケジュールと、その処理の仕方をまとめています。本書に載っている以外にも、ご家庭によって、定期的に届く紙もあると思います。スケジュール表にそれらも書き加えて石阪式の「紙片づけ」メソッドで管理すれば、よりスムーズに暮らしが回っていきますよ。
*本記事は、石阪京子著「人生が変わる 紙片づけ!」の中から、抜粋・編集したものです。