日本の経済界で圧倒的なパワーを誇る慶應三田会を徹底解剖する。慶應出身の現役社長「327人」の実力を徹底評価した実名ランキングを公開。金融や商社、コンサルティングなど主要業界での慶応閥の最新序列も紹介する。また、今秋に慶應義塾の「最高幹部」評議員が4年ぶりに改選された。最強学閥の頂点に君臨する評議員の最新事情や"総選挙"の舞台裏も明らかにする。特集『最強学閥「慶應三田会」 人脈・金・序列』では、10月24日(月)から11月17日(木)までの全17回にわたり、隆盛を極める三田会の全貌に迫る。
#1 10月24日(月)配信
慶應義塾「最高幹部」にマッキンゼーや楽天が進出!4年ぶり“総選挙”で勢力図激変
慶應義塾大学の評議員を選出する4年に1度の総選挙に異変が生じている。歴代の評議員には財閥系など大企業の大物経営者や各界の権威が名を連ねてきたが、今回新たにマッキンゼーや楽天グループなどの新興勢力が食い込んだのだ。最強学閥の頂点に君臨する「最高議決機関」に生じた地殻変動を解き明かす。
#2 10月25日(火)配信
慶應「評議員継続」ランキング【76人】サントリー、三井不の首脳ら23人が在任20年超!
慶應義塾大学の「最高幹部」である評議員に選ばれることはOBにとって最高のステータスである。改選は4年に1度で、評議員を長く務める大物経営者も多い。今回、教員などを除いた評議員76人の在任期間を集計し、ランキングにした。最長はなんと44年で、サントリーホールディングスや三井不動産、大正製薬ホールディングスの首脳ら23人が在任20年以上だった。
#3 10月26日(水)配信
慶應の最高幹部「指定席」企業と譲渡や世襲の実態、丸紅・三越伊勢丹・中外製薬…
慶應義塾大学の「最高幹部」評議員には大手企業の首脳らが名を連ねるが、あくまで「個人の活動」である。それでも評議員ポストをバトンリレーのように歴代の首脳へと引き継ぐ有力企業や、世襲するオーナー企業も目立つ。丸紅や三越伊勢丹ホールディングス、中外製薬、大和証券グループ本社などによる「指定席」の実態を明らかにする。
#4 10月27日(木)配信
慶應OB「寄付金」ランキング【トップ50】1位の大物経営者は2億円、五輪汚職で立件された人物も
最強学閥、三田会の集金力は圧巻だ。愛塾心の強いOBらは巨額の寄付をも厭わないからだ。今回、ダイヤモンド編集部は過去5年分の個人名義での寄付金データを基に、著名OBの寄付金額トップ50を公開する。2億円を寄付した大物経営者らが首位となったほか、大手製薬トップや大手ITの創業者らも上位に入った。
#5 10月28日(金)配信
電通元首脳が慶應評議員退任!東電、スルガ銀、大林組…慶應流「不祥事企業」のみそぎ
慶應義塾大学の「最高幹部」評議員メンバーだった電通元首脳が今期をもって退任する。過去には、評議員選挙でスルガ銀行のトップが「落選」した一方で、談合事件の発覚後に留任した経営者もいる。不祥事企業トップの「慶應流」のみそぎを明らかにする。
#6 11月7日(月)配信
慶應出身社長「経営力」ランキング【現役327人】業績や財務で判明した完全序列
慶應義塾大学出身の上場企業の現役社長「327人」の経営力ランキングを公開する。業績や財務、在任期間など七つの軸で徹底評価し、全327人を序列化した。ランキング上位には、自動車メーカーや商社、生命保険会社など名門企業の首脳が入った。
#7 11月8日(火)配信
総合商社「出世争い」で慶應が最大学閥に!三井物産では初のOB社長も輩出
日本で指折りの名門大学出身のエリートたちが出世競争を繰り広げる総合商社で、慶應閥が圧倒的な存在感を発揮している。昨年には三井物産で初の慶應義塾大学出身の社長が誕生した。五大商社で強固な人脈を築き上げる最大学閥の最新勢力図を解剖する。
#8 11月9日(水)配信
「慶應vs早稲田」OB社長の経営力・実名ランキング【トップ100】1位は早大OBのあの大物
慶應義塾大学と宿命のライバル、早稲田大学のOB社長では「経営力」はどちらが上か。早稲田出身の上場企業社長「247人」を業績や財務、在任期間などで評価し、慶應出身の社長と徹底比較した。早慶OB社長のトップ100の実名ランキングを公開する。1位は早大出身のあの超大物経営者だった。
#9 11月10日(木)配信
コンサルで慶應閥が急膨張!アクセンチュア、ビッグ4…コンサル「慶早戦」は三田会に軍配!?
新卒や若手中途採用でコンサル人気が沸騰する中、慶應三田会の存在感が高まっている。アクセンチュアやビッグ4など主要コンサルティング会社における新卒採用などでの慶應閥の最新動向に加え、宿命のライバル、早稲田と比較したコンサル「慶早戦」の模様をお届けする。
#10 11月11日(金)配信
慶應義塾の評議員選挙で「他大OB」の集票活動が過熱!4年に1度のビジネスチャンス!?
慶應義塾の「最高幹部」評議員の新メンバーが4年に1度の総選挙で選ばれた。かつては苛烈を極めたOB同士の集票合戦は鳴りを潜める一方、「4年に1度の大チャンス」とばかりに、票を集めてビジネスや取引に役立てようとする企業の動きは根強い。慶應OBですらないビジネスマンをも駆り立てる選挙戦の実態に迫った。
#11 11月11日(金)配信
デロイトトーマツの新卒採用で「慶應生が最多」の理由、SFC出身の佐瀬社長が解説
コンサル“ビッグ4”の一角、デロイト トーマツ コンサルティング。同社の大学別の新卒採用比率を見ると、実は慶應義塾大学の比率が最も高い。なぜ、同社は慶應生を最も多く「採る」のか。自身も慶應の環境情報学部出身である佐瀬真人社長に、「慶應」×「コンサル」の親和性を聞いた。
#12 11月12日(土)配信
慶應義塾に根付く三菱・三井「二大財閥」人脈、福沢諭吉が築いた財界に強い慶應王国
慶應義塾はなぜ財閥財界に強いのか。歴史をひもとくと、創立者の福澤諭吉の時代から慶應と財閥は強固な人脈で結ばれていたのだ。「週刊ダイヤモンド」2016年5月28日号では、三菱と三井の二大財閥を舞台に慶應王国が築かれた軌跡を追っている。当時の記事を再掲載する。
#13 11月13日(日)配信
幼稚舎からの慶應ボーイ・ロッテ玉塚社長が忘れない慶應の教え「練習は不可能を可能にす」
ファーストリテイリングやローソンのトップを歴任し、ロッテホールディングスの社長に就いた玉塚元一氏は、幼稚舎から慶應義塾の生粋の「慶應ボーイ」だ。玉塚氏が学生時代に学んだ「練習は不可能を可能にす」の教えは、経営哲学の根っこに存在する。
#14 11月14日(月)配信
メガバンクにも慶應・三田会の大波襲来!三井住友で次期首脳有力候補に慶應OBが浮上
かつては東京大学など国立上位校出身者が幹部を占めたメガバンクでも慶應閥は躍進している。慶應出身の三菱UFJ銀行の前頭取は三田会「最高幹部」の評議員に就任するほか、三井住友銀行ではトップ候補に慶應OBが浮上している。メガバンクの三田会の勢力図の最前線を追う。
#15 11月15日(火)配信
商社、コンサル、不動産…慶應が「新卒採用」で圧倒!【13業種大手40社】出身校リスト
慶應生は有名企業にどれほど就職しているのか。主要13業種の超大手企業40社の新卒採用データを基に出身大学別の比較表を作成した。五大商社のうち4社で、外資系の総合コンサル3社で、慶應出身者の比率がトップとなり、圧倒的な慶應パワーが浮かび上がった。
#16 11月16日(水)配信
慶應三田会に社会人が入れる!「穴場21ルート」全公開、英語なし・面接のみも
慶應義塾の出身でないと三田会に入ることはできない。だが、実は社会人からでも最強学閥に入る方法は存在する。試験科目が「英語なし」や「面接のみ」の大学院のコースや、「コスパが高い」課程など穴場の21ルートを紹介する。
#17 11月17日(木)配信
慶應義塾と創価の二大学閥“創慶戦”、実は「似た者同士!?」な6つの共通点
あまりに強固な結束を誇り、外部から見ると「秘密結社」のように見える大学がある。慶應義塾大学と創価大学である。本家本元の早慶とは異なり、創慶は「似た者同士」だ。「週刊ダイヤモンド」2019年9月7日号の記事を再掲し、両者の六つの共通点を明らかにする。
Key Visual by Noriyo Shinoda