ところが……、喜びも束の間、キャンプ中にケガ人が続出しました。「なんでケガ人が出るんや」選手がストレッチをしっかりやっていないから?クールダウンしていないから?睡眠をちゃんと取っていないから?……はじめは選手のせいにしていましたが、ふと気づいたのです。

「筋肉をつけただけでは動けんようになる」――その後、自分自身の体でトレーニングを試行錯誤し、運動学、トレーニング学、機能解剖学などを独自に研究した結果、「筋肉を大きくするだけではケガもしやすく、パワーは上がらない」「ケガをしにくくしてパワーを上げるためには、背骨を中心に本来の体の使い方をすればいい」という結論に至ったのです。

 みなさんも、背骨を整え、本来の体の使い方をすれば、日々苦しんでいる痛みや症状から解放され、さらにはスポーツや仕事のパフォーマンスもアップするでしょう。