誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />幸福感の低い人に決定的に欠けていること

幸せは目の前にある

たとえ大きな業績を残したり、お金持ちになったとしても、個人的に幸福感を得ながら生活できているかというと、必ずしもそうともいえません。もちろん、幸せな人もいれば、幸福感の低い人もいます。その違いは、どこにあるのでしょうか?

幸せは日常のなかにあって、すでにそこにあるもの。それ気づくかどうか、感じとれるかが大事なんです。高級車に乗って、高級店で外食をしていても、内面の幸福感は、どこまでいっても人それぞれ。外側からは、なかなかわからないものなんです。

日ごろの“当たり前”を見つめ直す

仕事をしてる間は充実しているけれど、プライベートはいろんな事情があって孤独だったり、仕事が忙しすぎてのんびりする時間がなく、精神的に追い詰められていたりする。心の底で幸せを追い求めているのに、いつまでたっても満たされないというのは、よくある話でもあります。

しかし、ほんのささいなことに幸せを感じられるものなのです。朝、スッキリ目覚められた、朝ごはんがおいしい、抜けるような青空で気持ちいい、道端に咲いている花がきれい……。

大切な家族の笑顔や困ったときに相談にのってくれる友人や同僚など、当たり前のようで当たり前ではない日常にこそ、たくさんの幸せがあるのです。

毎日が“幸せの宝庫”

誰もが「幸せだな」「生きててよかったな」と感じられることは、きっともうアナタが経験していること。それに意識を向けさえすれば、もう目の前にある。なんなら、そこらじゅうに転がっているはずです。

ものすごく頑張ったり、ラッキーだったりしないと、手に入らないものでは決してありません。今日からほんの些細な幸せにも気づいて、感じとる生活を送ってみてください。日常そのものが幸せの宝庫なのですから。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。