4. アサルトバイク|低負荷の有酸素運動おすすめ種目

「アサルトバイク(Assault Bike)」…威圧感のあるその名にふさわしいマシンです(上記でも説明していますが、エアロバイクとも呼ばれます)。

 これを使えば、関節への負荷を最小限に抑えながら全身の筋肉を効果的に鍛えることが可能となるでしょう。「アサルトバイクにはハンドルがあるので、腕と脚とを同時に動かすことができます。そのため、心臓が全身に酸素を送り込むのに必死で働かなければならなくなるのです」と、マッコール氏。

「アサルトバイク」にまたがれば、いくつもの指標を意識しながらトレーニングを行うことになります。距離、時間、消費カロリー、回転数、ワット数(パワー)ほか、その指標もさまざまです…。

「20分間の制限時間内にどれだけの距離を稼げるか?に挑戦する日もあれば、約20キロカロリー最速燃焼4回チャレンジのような挑戦をしたくなる日もあるでしょう」と、マッコール氏は言います。

5. スキーエルゴ|低負荷の有酸素運動おすすめ種目

関節に優しい「低負荷の有酸素運動」7選、怪我リスクを抑えつつ心拍数を上げるMEN'S HEALTH US

 屋内用ローイングマシンとノルディックスキートレーニングとの間に生まれた愛の結晶、それが「スキーエルゴ(SkiErg)」です。

 暖かく快適な室内にいながらにして、山の斜面を突き進むかのようなトレーニングができるというわけです。イメージするのが難しいでしょうか?

「両足を肩幅に開いてマシンの台座の上に立ち、手に持ったハンドルを両腕と背筋の力で引っ張りながら、同時に腰をヒンジさせて鍛えるのです」と、マッコール氏は説明します。

「スキーエルゴ」効果的なやり方|動画解説

「インターバルスプリントに最適なのが、このスキーエルゴです。10分間に5回の100メートルのスプリントをこなす、もしくはタバタ式トレーニングのようなものを想像してみてください」。

 ちなみに、タバタ式トレーニングとは、20秒間の強度の高い運動と10秒間の休息、あるいは負荷の軽い運動を1ラウンドとして、それを8ラウンド繰り返すというもの。そしてタバタとは、立命館教授の田畑 泉氏のこと。氏が科学的に証明したトレーニング方法は、「タバタ・プロトコル(タバタ式トレーニング、タバタトレーニング)」と呼ばれ世界的に普及しています。

 言えば簡単ですが、要は合計所要時間3分50秒のインターバル・トレーニングになります。