6. 屋内用ローイングマシン|低負荷の有酸素運動おすすめ種目

 ジムの片隅で眠っている「コンセプト2」や「ハイドロー」(いずれもローイングマシンの人気商品)を、いよいよメインフロアに運び出す日がやってきました。

「ローイングマシンは膝に過度の負荷をかけることなく、頭の先から爪先まで、まさに全身の筋肉を鍛えることができる優れものです」と絶賛するマッコール氏。「ローイングに特化したスタジオや、もしくはクロスフィットジムなどで、まずはレクチャーを受けて、“漕いで漕いで漕ぎまくる”ための正しいフォームを身につけるのが望ましいのです」と、アドバイスもしています。

 パーソナルトレーナーの指導を受けるのも良いでしょう。フォームが決まったところで、ペースを保って約2000メートルのあたりから練習開始です。馴れるに従って距離を伸ばし、最終的にはハーフマラソンの距離を目指しましょう。

7. 陸上競技用トラック、もしくは芝生のうえでのランニング

 もし本記事を読んでいるあなたがランナーだとしたら、なかなか厳しい内容の記事だと感じたかもしれません。ですがなにも、「公道でのランニングを今すぐ止めるべきだ」と非現実的なことを言うつもりではありません。

 とは言え、せっかく走るのであれば少しでも関節に優しい方法を模索することは無意味ではないはずです。

「有酸素運動の中でも、ランニングは大きな衝撃を伴う運動です。この負荷を下げるのは、なかなか簡単ではありません」と、ハルコフ氏も言っています。

 実際のところ、衝撃を受けずにランニングすることなど不可能です。ランニング時の衝撃や負荷を多少でも軽くしようと思うのであれば、柔らかな地面を選んで走るというのが唯一の方法かも知れません。スプリント系のトレーニングを行うのであれば芝生の上が好ましいですし、また陸上競技用トラックもアスファルトで舗装された道路よりは少なくとも安全です。

 かと言って、低負荷の有酸素運動をトレーニングメニューを模索しているときに、「芝生やトラックでのランニング」と安易に選択することは短絡的かもしれません。ですがあなたが「ランナー」であり、走ることにこだわるのであれば、「どこを走るかによって違いが生じる」ということに対しては今以上に意識を向けても損はないでしょう。

Source / Men’s Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

Text by Hikaru Sato and GABRIELLE KASSEL

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