17cmと24cmの対角線をもつ、ひし形の面積は何平方センチメートル?
ではここまでをふまえて、次の問題を解いてみましょう。
先述した、ひし形の対角線の長さが17cmと24cmでした。「ひし形の面積=対角線×対角線÷2」なので、このひし形の面積は、17×24÷2を計算すれば求められます。
17×24÷2=17×12となり、「十の位が1の2ケタの数どうしのかけ算」であるので、おみやげ算を使って計算すると、次のようになります。
①17×12の右の「12の一の位の2」をおみやげとして、左の17に渡します。すると、17×12が、(17+2)×(12-2)=19×10(=190)になります。
②その190に、「17の一の位の7」と「おみやげの2」をかけた14をたした204が、17×12の計算結果です。ひし形の面積は、204平方センチメートルということですね。
「17×12」は、他の方法でも計算できますが、おみやげ算をひとつの暗算法として取り入れてみるのはいかがでしょうか。おみやげ算ができるようになれば、今回の問題を5秒以内に解くことも可能です。11×11~19×19の暗算をマスターするために、新刊『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』がおすすめです。