誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />なんとなく元気が出ない…心がふさぎ込んだとき、やってみるべき2つのことPhoto: Adobe Stock

元気を出す2つの方法

なんとなく体がダルくて、気分もふさぎ込み、「元気が出ないな」なんてときがありますよね? 元気を出す方法は、なにより「寝る」こと。そして、「食べる」こと。

人間として、この2つの基礎的なリカバリーが欠かせません。逆にいうと、この2つをないがしろにして、いろんな手立てを打っても、効果は限定的でしょう。

焦らず、放っておく

よく寝て、よく食べても、悩みごとがあったりして、いまいち元気が出ないこともあります。そういうときは、すぐに元気を出そうと焦らず、あえて放っておくことも大事です。

自分の元気は、そう都合よくコントロールできないものです。元気が出ないときに無理して元気を出そうとすると、空回りして余計に疲れてしまいます。

何もしないことも大事

すぐ元気を出そうと焦らず、元気が出ないときは何もしない。人間のバイオリズムも関わってきますから、そのうち元気が出てきます。それまでは、よく寝て、よく食べて、元気が出るまで待つ。そして、だんだん元気が出てきたら、ちょっとだけ行動的になってみればいいんです。

そもそも、「元気が出ない≒疲れている」ともいえます。人間の脳は、基本的にはいらない情報をカットする機能が備わっているのですが、疲れていると、どうしても視野が狭くなりがちで、ネガティブなことを考えてしまいます。

疲れていると余計なことが気になる

元気なときは、気にならないようなことでも、疲れていると気になったりするんですね。だからこそ、心身をリカバリーするために、よく寝て、よく食べることが大事になります。

寝つきが悪いというのであれば、横になってボーッとするだけでもいいです。そうやって焦らず、元気になるのを待ちましょう。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。