誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
スランプやプラトーの時期が訪れる
これまで順調に成果を上げていたのに、突然、成果がともなわなくなることがあります。やり方は変えていないのに、急に成果が出なくなると、「なぜ? なにが悪いの?」と落ち込んでしまいがちですが、原因がわからないことが多いんですね。
スランプやプラトーの時期(停滞期)ともいえますが、離脱することなく忍耐強く先につなげるためには、これまでのやり方を変えてみるとか、違う方法を試すとか、変化のタイミングが訪れたというふうに受け入れることです。
永遠に安定し続けることはない
スランプやプラトーによって物事が停滞してしまうのは、状況が変化してこれまでのやり方一辺倒では、うまくいかなくなった可能性があるということです。もちろん、同じやり方でも、また状況が変化して成果がともなうようになることもありますから、唯一絶対の正解があるわけではありません。
いずれにしても、なんらかの原因で、いままでのやり方が通用しなくなるタイミングが訪れたということ。なにごとも、永遠に安定し続けるということはなく、多かれ少なかれ変化の波があるもの。イケイケドンドンでなにをやってもうまくいく時期があれば、なにをやってもうまくいかない時期もあるわけです。
違うやり方を試してみる
スランプやプラトーの時期が訪れると、結果が出ないことを悩んだり、原因を追及したり、自分を責めて落ち込んだりすることがあります。しかし、結局のところ、いろんな環境の変化によって、これまでのやり方ではうまくいかなくなっただけだったりします。
環境の変化とこれまでやってきた手法に相違が生まれて、停滞してしまうことがあるということです。そこで落ち込んでしまう気持ちもわかりますが、一方で違うやり方をいろいろと試してみることです。
またうまくいくようになる!
疲れ果てない程度に、トライアル・アンド・エラーをしながら思いつくことを試してみる。数をこなして、うまくいくやり方を模索するということですね。取り組む時間を変えてみる、違うエッセンスを入れてみる、違う人と取り組んでみる…あれこれ考えられることを実践して、やったことがないことを試してみることです。
うまくいってるときは、「いまやっていることでいいんだ」と思って楽しめばいいし、停滞してきたらいろいろと試行錯誤しながら変化すればいい。スランプやプラトーは、ストレスをためる時期ではなく、新たなことをあれこれ試す時期だと考えてください。
いずれ、暗いトンネルを抜けて、きっとまたうまくいくようになります。そう思えば落ち込むだけでなく、ワクワク感も芽生えて、ちょっと楽しくなったりもします。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。