Chat GPTの文字数制限を超える
長い文章を入力するには

 試しに、連載の内容を入力し、問題を出してもらった。連載の文字数は多すぎるので(Chat GPTに一回で入力できる文字数は、日本語で約2000字、英語で約5000字まで)、何回かに分けて入力する。その際は、余計なリアクションをなくすために、『次の「課題文」を覚えてください。覚えたら、返事は「はい」でお願いします』などと入力しておく。

指示を工夫すれば、Chat GPTの文字数制限よりも長い文章を入力することもできる指示を工夫すれば、Chat GPTの文字数制限よりも長い文章を入力することもできる
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 入力し終わったら、「課題文から問題を出してください。私が回答するので、その後、回答が合っているか判定して教えてください」と指示すると出題される。きちんと回答すると、「正解です」と返ってくる。試しに、間違ったことを入力すると、「課題文からは正解とは言えません」と返ってくる。

この連載の原稿を元に、問題を作ってもらった例この連載の原稿を元に、問題を作ってもらった例
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 自然言語でやりとりするだけで、プログラムのような動作が可能なのは驚くべきことだ。どんな問題を出してほしいのかさえ、定義する必要がない。本当に人間と話しているような気分になる。

 以上が、Chat GPTで望む答えを手に入れるためのプロンプトを作るコツとなる。自然文でいいので、適当に入力してもエラーで止まることもない。何回も試しているうちに、すぐに使いこなせるようになるだろう。Chat GPTに意地悪をしても何の意味もない。最大の効果を得られるように、適切なプロンプトを投げかけるスキルを磨くことをお勧めする。