足元をすくわれないよう、
まともに取り合わずに受け流す

「嫉妬メラメラ」タイプの対処法としては、足元をすくわれないように注意すること。

 プライベートの話をしてみたり、自慢話をしたりすることは控えましょう。

 社内の人には余計なことをぺらぺらと話すのではなく、「秘密主義」を通すのです。

 極端なことを言えば、あなたのプライベートなことや自慢話を一緒に喜んでくれるのは、身内か親友くらいのものです。

 うまくいっている時ほど謙虚に行動し、調子が悪い時には絶好調のふりをして自分を鼓舞するのがバランスとしてちょうどいいのではないでしょうか。

 また、嫉妬深いこのタイプは、上司の前でわざと言わなくてもいいことを暴露して、足を引っ張ろうとします。

「こう見えて、彼は酒癖が悪く、この前も友達に絡んで大変だったんです」

 などと、ネガティブな情報を上司に聞かせて、相手を貶めようとするのです。

 相手が足を引っ張ろうとする原因は、嫉妬にあります。まともに取り合うのは時間と労力のムダです。ここは、

「あ、そうなんだ! そんなふうに思ってたんだね!」

 などと、軽く受け流すのが頭のいい切り返し方です。

 また、その応用として、さりげなく「話題を変える」方法もおすすめです。

「それはそうと、今ふと思い出したのですが、今日のニュース見ました?」

「それはそうと、明日は花粉がすごいそうですよ」

 などと、突然、まったく関係のない話を思い出したふりをして、そちらに関心が向くようにするのです。相手は「突然、何を言い出すんだ」などといぶかしがると思いますが、それが狙いです。

 詳しい対処法は、拙著『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』の中で紹介していますので、ご興味のある方はぜひお読みください。嫌な人全般に有効な方法なので、身につけておいて損はないですよ。