「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」でビジネスパーソンから圧倒的な支持を受け、総合グランプリとビジネス実務部門賞のダブル受賞という快挙を成し遂げた『佐久間宣行のずるい仕事術』。人気プロデューサー・佐久間宣行さんが20年以上かけて磨いてきた「誰とも戦わずに、好きなことで、効率的に成果を出す方法」を伝授する本書には、「これはヤバい、めちゃくちゃ面白い」「心の支えになる『お守り』みたいな本」「自分史上ナンバーワンのビジネス書になった」と絶賛の声が多く寄せられており、仕事で悩む同僚や部下にそっとこの本を渡す人が増えているという。
そこで受賞を記念し、その悩み「佐久間さんに聞いてみよう」をテーマに、仕事にまつわる悩み・質問を大募集。本連載では、読者から寄せられた質問に佐久間さんが答えた、職場の人間関係やメンタルの改善、就職・転職活動に今すぐ役立つ「ずるい仕事術」を公開します。(構成/根本隼)

本当に賢い人がやっている「時間の使い方」ベスト1

Q. 仕事もプライベートも優先順位がつけられません

質問者:30代男性
――佐久間さんはラジオやYouTubeで、「優先順位をつけるのが得意」とお話しされていたと思いますが、私は仕事でもプライベートでも、優先順位や段取りをつけるのが苦手です。

 佐久間さん流のコツがあれば教えてください。

「効率性」を優先すると、やりたい仕事に集中できるようになる

佐久間さんからの回答↓ 
 ものごとの重要性を判断する「基準」を決めないと、優先順位は正しくつけられないです。

 だからまず「自分にとって何が1番重要か」という判断基準を考えるべきで、それさえ決まれば、優先順位がパッとつけられるようになります。

 僕が優先順位をつけるのが早いのは、「効率性」という判断基準が常に明確で変わらないから。つまり、自分を含めてメンバー全員の仕事が「効率的」になる作業を、優先的に選んでやるようにしているんです。

 なぜかというと、作業の効率化によって、クリエイティブな仕事に集中するための時間をより多く確保できるからです。

 僕にとって、仕事で1番大事なのは「時間の余裕」。僕だけでなく、「自由に使える時間がある」ということは万人にとってうれしいはずだし、モチベーションの源泉にもなります。

 だから、僕の考えでは、管理職が優先すべきなのは、チーム全体の「作業の効率化」。これを実現できれば、メンバーそれぞれの仕事の成果が着実に上がると思いますよ。

(本稿は、ダイヤモンド社の公式Twitterアカウントで募集した「あなたのその悩み、 佐久間さんに相談してみませんか?」キャンペーンに寄せられたお悩みをもとにした『佐久間宣行のずるい仕事術』グランプリ受賞記念連載です)