専修大学はどんな雰囲気?
少年のような無邪気さを持ち、愛想がよく、親しみやすい若者が多い。言い換えれば、子どもっぽく、洗練されていない振る舞いをしていることにもなるのだが。とりわけ、生田は自然に囲まれた環境のせいか、おおらかな性格の学生が多い。そこそこ、毎日を楽しく過ごしているように見えるけれども、本人たちは口をそろえて「学歴コンプはある」と言う。
MARCHの滑り止めで入ってきた学生が多いこともあって、愛校心は希薄。入学当初は、コンプを解消するために、資格取得の講座に通うが、そのうち「別にいいか」と思うようになって離脱する、というパターンはありがち。就職に逆転のチャンスを託す学生もいる。
他大学から隔離されているため、学内カップル率が高いといわれているが、じゃあ、恋愛にガツガツと燃えているのかというとそうでもない。飲み会は、登戸、下北沢、新宿、町田で行うことが多い。ファッションは、フツーの若者風。ただ、学部・学科間によって差があり、「文学部の英語英米文学科は、キラキラしていて、華やかな女子が多い」(経済学部生)、「商学部のマーケティング学科は、『チャラ商』のあだ名がつくくらい、チャラい雰囲気」(文学部生)だとか。
駒澤大学はどんな雰囲気?
学内には、ホワーンとした雰囲気が漂う。「駒大生は協調性は高いと思うけど、主体性はない」(文学部生)、「人から言われたことはちゃんとやるけど、自分から動くのは苦手な人が多い。学内で奇抜なことをすると、悪い意味で目立ちます」(法学部生)といった声に、駒大生の性格が表れているだろう。裏表のないイイヤツが多いが、どこか覇気に欠ける。何かうまくいかないことがあっても、「まあ、いいかな」と思ってしまいがち。
圧倒的に実家通いが多い。一人暮らしは桜新町や用賀周辺が主流で、三軒茶屋や駒沢大学駅周辺に住んでいると、「お、リッチ」と言われる。家賃相場は高めだ。渋谷に近いこともあり、流行の服を着こなす学生は多い。ただ、先述したようなホワーンとした空気に加えて、「仏教系」というオシャレとは言い難いバックグラウンドがあるために、みんなどことなくアカ抜けなさがあり、地方出身者でも馴染みやすい。
駒大の公認部活・サークル数は、160超え。非公認サークルの数は定かではないが、なかなかの数になるようだ。もともと文学部が強い大学のため、伝統ある歴史サークルが多い。飲み会は、渋谷か三軒茶屋。春はコンビニでお酒を買い、隣の駒沢公園でお花見をするサークルもある。駒沢公園は、休みの日のピクニックや、学内カップルのデート場所として使われるなど、リア充学生御用達スポットだ。