「体づかいの名人たち」の3つの生きる知恵
裕:「体づかいの名人たち」の生き方の知恵は、大きく分けて以下の3つです。
1つ目は食がきれいなこと:
「きれい」とは、食べ方が美しいということではありません。食べ過ぎないように自制している、寝る直前まで食べない、朝たくさん食べない、食べてもゆっくりよく噛み腹6分目できちんと終える、ということです。
2つ目は姿勢が良いこと:
体づかいの名人たちは、常に頭も体も動かし、座る時間が短く、立つ時間が長い。座るときには「正しい座り方」(浅く座り骨盤はまっすぐ)をしています。ゆがんだ座り方をしていると、腰椎が変形して背骨の神経を圧迫し、体の各所、とくに「足腰、ひざの痛み」につながります。ですから正しい座り方をしている方は、いつまでも足腰の機能が落ちません。
3つ目は体の冷えに敏感で、常に保温に努めていること:
体づかいの名人たちは、「老いに冷えは大敵」であるということを知っています。厚着する冷え対策だけでなく、体温に近いものを食べ、飲み、内臓を冷やさない。また、石鹸で皮脂を落としすぎず体は湯で洗い皮膚を乾燥させない、などの保温習慣があります。
これらは「自力整体」の教室でも指導しています。体・心・食事法を学び、実践し、習慣づける事で、生き方を整え、生き生きとした人生を目指せるということですね。
真理恵:この父の話を聞いていつも思うのは、体を整えることは、行動習慣を整えることにつきると感じています。「自力整体」は行動習慣を整える技法でもあります。
「生き方を整える」という視点に立っておこなえば、どんどん体は変わるますよ。
『すごい自力整体』では、この他にも、整体プロの技法を使って、コリや痛み、ゆがみを解消するワークを多数掲載しています。(★一部動画でもご視聴いただけます)