仕事の割り振りはEさんの担当で、Dさんには正社員の2倍近くの仕事が割り振られました。当然、Dさんの仕事は時間内に終わりません。
困ったDさんは、慣れるまで仕事量を減らしてもらえないかお願いをしました。
しかし、Eさんからは、「業務命令ですよ」「派遣なんだから文句言わずにやってください」と冷たくあしらわれたそうです。
ちなみにEさんは、課長と正社員の女性たちには、あからさまに媚びる態度を取っており、Dさんをはじめとする派遣社員に仕事を余計に押しつけているようでした。
その後、3ヵ月ほど経ち仕事にも慣れたDさんは、正社員の倍の量をこなすようになりました。以前はあんなに高圧的で嫌味ばかり言ってきたEさんが、最近はDさんにも愛想を振りまくようになり、その点だけは痛快な気分になるそうです。
文句を言う人、
面倒な人になるのが有効
強い者には巻かれ、弱い者は徹底的にいじめるというタイプは珍しくありません。
このタイプにはDさんのように仕事で実力を認められ、文句を言わさないようにするのも1つの手です。「弱い立場」から「強い立場」になってしまえばいいのです。
ただ、現実的にはそれほど簡単ではなく、Dさんの例は珍しいケースかもしれません。とはいえ、あきらめてはいけません。
このタイプには、ずばり「面倒な人になるキャンペーン」という方法が効きます。