中国ペット飼育者の
プロファイル
中国ではペットが比較的大都市で飼われている。飼育されているペットのうち、二線都市(人口500万人以上)が43.9%、一線都市(同1,000万人以上)が33.5%を占める。
世代や収入の影響も少なくない。ペット飼育者のうち、85年以降に生まれた世代が74%、女性が61%を占める。また、世帯収入が1.5万から4万元/月(30万円から80万円)の世帯がペット飼育者の59%を占める。
犬猫の飼育者は2022年に7,000万人を超えている。1人で複数の犬猫を飼育している人もいるため、飼育されている犬猫の総数は1億頭規模と推定される。
中国民政部によると、単身で居住する成人人口は2021年に9,200万人(3年で2,000万人増加)に達した。成婚組数はピークの2013年1,346.9 万組から、2021年は763.6万組と43%減となった。
単身者の増加、婚姻の減少、高齢化などが中国のペット市場を支えている。この傾向が続くことを前提とするならば、今後も中国のペット市場は高い確率で増加していくことになる。