上場前夜「JERA」大解剖#予告Photo by Masataka Tsuchimoto、Abstract Aerial Art/gettyimages

今年4月、東京電力ホールディングスと中部電力が対等出資する燃料調達・火力発電会社「JERA(ジェラ)」で異例の共同CEO(最高経営責任者)体制が発足し、2025年度ごろの新規株式上場と“親”会社からの「独立」が視野に入ってきた。大赤字続出の大手電力会社を横目に、日本最大級のエネルギー会社としてのポテンシャルを見せつけるJERA。6月5日(月)から15日(木)までの全8回で配信予定の特集『時価総額2兆円!? 上場前夜「JERA」大解剖』では、両CEOへのインタビューや独自取材を基に、日本の電力会社からグローバル総合エネルギー会社への脱皮を図るJERAを大解剖する。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

#1 6月5日(月)配信
JERAが上場秒読み!?グローバル総合エネルギー会社に脱皮へ「3つの資金調達シナリオ」を大胆予想

上場前夜「JERA」大解剖#1Photo:PIXTA

 国内大手電力会社が厳しい経営環境に置かれる一方、日本最大級のエネルギー非上場会社のJERAは抜群の成長ポテンシャルを誇る。同社のさらなる成長と健全な財務基盤の両立に「増資」は不可欠だ。JERAのグローバルメジャー入りに向けた、新規上場など三つの資金調達シナリオを、徹底取材により大胆予想した。

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#2 6月6日(火)配信
JERA「東電&中部電」出身の異例ツートップ体制発足の深層、3社の力関係ににじむ“深謀遠慮”

上場前夜「JERA」大解剖#2Photo by M.T.、JIJI

 2015年に東京電力ホールディングス(当時は東京電力)と中部電力の合弁で発足したJERAでは、2代続けて中部電力出身者が社長ポストを、東電HD出身者が会長ポストをそれぞれ押さえてきた。だが、今春のトップ人事で慣例は崩れ、両社出身者による共同CEO(最高経営責任者)体制が発足した。この異例人事の背景となった、“親”会社2社とJERAの力関係ににじむ“深謀遠慮”を明かす。

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#3 6月7日(水)配信
「JERAは電力会社ではない!」東電出身の新会長が明かす、電力業界と一線を引く理由

上場前夜「JERA」大解剖#3Photo by M.T.

 4月、JERAの会長グローバルCEOに就任したのは東京電力ホールディングス出身の可児行夫氏だ。出身母体からも「異端」との評が上がる可児氏は「JERAは電力会社ではない」と言ってはばからない。発言の真意は?

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#4 6月8日(木)配信
JERA新社長が異例の“共同CEO体制”を「ベスト!」と言い切る理由

上場前夜「JERA」大解剖#4Photo by M.T.

 4月、JERAでは異例の共同CEO(最高経営責任者)体制が発足した。社長CEO兼COO(最高執行責任者)に就任したのは、中部電力出身の奥田久栄氏だ。慣例とは異なる共同CEO体制は、株主の中部電が、同じく株主の東京電力ホールディングスに「押し戻された」ようにも見える。しかし、奥田氏は「この体制がベスト」と言い切る。なぜか。

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#5 6月9日(金)配信
JERAの「虎の子」超多国籍トレーディング子会社が国際的な資源獲得競争で勝てる理由

上場前夜「JERA」大解剖#5JERAグローバルマーケッツ提供

 火力発電、燃料の上流開発、再生可能エネルギー、水素・アンモニアのバリューチェーン構築……。JERAの事業は多岐にわたる。だが、足元の堅調な業績をけん引するのは燃料トレーディングだ。世界でも指折りの規模で液化天然ガス(LNG)トレーディングを手掛ける子会社、JERAグローバルマーケッツの葛西和範CEO(最高経営責任者)を直撃。資源獲得競争が激化する中でも、JERAが“勝てる理由”に迫った。

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#6 6月13日(火)配信
JERA給与は東電・関電を超えて業界トップの中部電並みに!さらなる報酬増への「人事秘策」とは

上場前夜「JERA」大解剖#6Photo:Twenty47studio/gettyimages

 JERAは業績面で国内の電力大手トップクラスに比肩する。その報酬水準は東京電力ホールディングス、関西電力を超え、業界トップの中部電力に迫る。だが、グローバル総合エネルギー会社への脱皮を目指すJERAの報酬は現状にとどまらない。保守的な電力業界では異色ともいえる、報酬を増加させる「人事秘策」が存在する。

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#7 6月14日(水)配信
JERA上場後の株価指標で気になる「資産と損益予想」、四半期で大ブレする要因を徹底分析

上場前夜「JERA」大解剖#7Photo:PIXTA

 エネルギーの川上から川下まで、幅広く事業を展開し、「唯一無二」のエネルギー会社といっても過言ではないJERA。その独特な事業形態が故に、財務諸表もユニークだ。仮に上場したら、個人投資家はどの部分に注意すればよいのか。お節介ながら、「超早出し」で投資家必見のJERAの“財務のクセ”を詳しく解説する。

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#8 6月15日(木)配信
JERAの再エネ戦略の肝「洋上風力」総責任者を直撃!超大型買収でNTT系と組んだ理由

上場前夜「JERA」大解剖#8Photo by M.T.

 5月、JERAはNTTアノードエナジーとタッグを組み、国内の有力な再生可能エネルギー会社、グリーンパワーインベストメント(GPI)を3000億円規模で買収すると発表した。通信業界のガリバー、NTTグループと組んだのはなぜか。エネルギーのグローバルメジャー入りを目指すJERAは世界でどのような再エネ戦略を描いているのか。再エネの目玉、洋上風力のかじ取りを任されている外国人トップを直撃した。

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