また、紙の書籍なども、資料と同様に速やかに処分するのが鉄則です。もし再度必要になれば、アマゾンなどで再び入手するのは簡単だからです。なお、パソコンやクラウドに保存しているデータも、定期的な整理整頓をおすすめします。このとき、検索性を高めるためわかりやすいインデックスを付けるといいでしょう。

 整理整頓は「毎週1回」「1カ月に1回」など実施日を決めてスケジュール化しておくのが理想です。整理をすると気持ちもスッキリします。

メールよりもメッセンジャーで
連絡するメリット

 今では、メール一辺倒だったコミュニケーションツールも多様化しています。ライン、フェイスブックのメッセンジャー以外にも、チャットワークやスラックなどのビジネスチャットサービスも普及しています。

 私の周りでも、メールを使用する機会は明らかに減少しています。比較的多用しているのはメッセンジャーとスラックでしょうか。

 メールの場合、大量のメッセージが受信トレイにたまり、重要な案件を見逃すおそれがあります。やりとりの流れを追いにくく、見失うこともあります。相手が見えにくいのとあいまって、全体的に重たいイメージがあるのです。

 一方、メッセンジャーは通知を見ただけで発信者が一目瞭然であり、オンライン状態も表示されるので、相手の状況を把握しやすいのが利点です。つまり、「メッセージをすぐに見る人/見ない人」「すぐに返信する人/ちょっと呼吸をおいてから返信する人」といった相手のキャラクターがわかりやすい。いつメッセージを見ているのかわかりにくいメールよりも安心感があるように感じます。

 また、普段は敬語で接しているような相手にも、気軽に絵文字を使えるような適度なカジュアルさもあります。フォーマルなコミュニケーションでも、親近感を覚えやすいぶんだけ同意が取りやすい印象もあります。総じてメッセンジャーは、リアルな対話に近い感覚でテンポよくメッセージをやりとりできるのが魅力なのです。