パターン2 選択肢を提示する
パターン1よりも即効性があります。わがままな人が「この仕事はやりたくない!」と言ってきた場合、「それならAの仕事か、Bの仕事か選んでください」と返しましょう。
ここで大事なのは、わがままな人がなんでも選べる立場にいるわけではないのをしっかりと示すことです。もちろん、誰もが仕事を選ぶ権利はありますが、ときにはやりたくないこともしなければいけません。「なんでもかんでも嫌!」というところから、「どれかはやってもらう」というところにまで話を進めましょう。
ただ、あまり強引にやりすぎると関係が悪化してしまうので、あくまでパターン1との併用で互いの妥協点を探っていくのがおすすめです。
パターン3 褒めて伸ばす
最後はシンプルなやり方です。仕事をお願いする場合に「〇〇さんしかできないので」など、相手が気持ちよくなるような一言を添えましょう。
これはお世辞を言いましょうということではありません。「わがままな人」以外にも言えることですが、仕事をお願いする際に「前回のお仕事がすごく良かったので」「お客さんとの相性を考えたら一番いいかと思って」など、「どうしてその人に仕事をお願いしたいのか」を伝えるのは非常に重要です。
私も番組の構成などを依頼される際、「前回の評判が良くて、あれは本多さんにしかできない仕事ですよ」と言われると、「ちゃんと自分を見て仕事をくれたんだな」と安心すると同時にやる気が湧いてきます。
相手の良さを伝えて、スムーズに仕事を引き受けてもらいましょう。
これらだけが正解なわけではありませんが、円滑にコミュニケーションを取るためのベースとして頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。