子どもの理解度を確認する方法とは?
では、子どもの理解度について、どのように確認すればよいのでしょうか? 解決策はシンプルで、例えば、算数の問題を解説した後に、その類題を解いてもらえばよいのです。さらに、類題を解いてもらった後、「どのように解いたかについて、子どもに口頭で説明してもらう」と、どのくらいのレベルで理解しているかを、より把握できます。
例えば、算数の問題で、式と答えは合っていても、いざ子どもに口頭で説明してもらうと、途中でつまったり、論理的ではなかったりするケースがあります。
その場合、子どもは「解法の暗記」をしているだけで、「本当の意味で、その問題の解き方を理解していない」ということがわかります。
それに気づいたら、教える側は、別のアプローチで教えたり、もっとかみくだいて教えたりすればよいのです。そして再度、子どもに口頭で説明してもらい、論理的に正しく説明できるようになったら、次の問題に進みましょう。そうすると、子どもがしっかり理解しながら教える流れをつくることができます。
拙著で恐縮ですが、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』も、親子で一緒に学習していただけることが多いようです。親が子どもに教えながら、本書を解き進めていく際も、今回の記事がお役に立てば幸いです。