それは「大学で習う数学の暗記」です。

 くどいようですが、基礎を固めた上で、かつ、他の教科もできるようにした上で、「大学レベルの数学」をやってください。入試問題の製作者は、当然、大学の教授です。

 こういった教授たちは、大学レベルの数学の問題を、高校生でも解けるように誘導したり、条件を緩和したりして、入試問題に仕立てる、ということをよくやってきます。

 しかも、こういった問題は、難問が多いです。つまり、解けると差をつけることができます。なので、高校数学の後、大学数学をかじっておくと、差をつけることができます。

 とはいえ、大学数学はとても広大な領域なので、全部やることは到底不可能です。おススメの方法としては、高校生レベルの応用教材の「コラム」にあたる部分を読むことです。こういった部分はほとんどの高校生は読み飛ばしますが、読んでおくとヒットするかもしれません。

 基礎を固め、他の教科も終わったら、チャレンジしてみてください!

※記事初出時より、以下の部分を修正しました。「多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る」を「多数の合格実績を叩き出し、京大模試で偏差値84.9を獲得した篠原氏が語る」に修正。「生徒の事例です(偏差値84.9)」を「生徒の事例です」に修正。(2023年9月9日16:40、ダイヤモンド社書籍編集局)