匿名性のSNSは一気に盛り上がることがある反面、コミュニティの質を担保しながらビジネスとしても持続できる仕組みを作ることは簡単ではない。過去にはDeNAが手がけていた「Flat」など同じ領域のサービスも存在していたが、現在はクローズされているものがほとんどだ。

WorkCircleではコミュニティガイドラインに基づいたモニタリングと、ユーザーからの通報による削除対応などを通じてコンテンツの質を保っていく計画。例えばインサイダー情報に当たるような投稿や特定の個人名を出した投稿、性的な表現の多い投稿などが、削除対象になりうるという。

収益化に関しては将来的に特定のユーザーとのマッチングなどユーザー向けの有料機能や、求人広告を含む企業向けのビジネスを検討するが、まずは基盤となるユーザーコミュニティ作りに力を入れる。

海外ではBlindのような先行サービスも存在するものの「米国市場の情報が中心で、必ずしも日本で働く人にとって直接役に立つ情報ばかりではない」ため、WorkCircleとしては日本市場にフォーカスして情報交換の文化を広げていきたいという。