カネ余りで銀行の融資姿勢に変化が……
現在も邦銀がアパートローンに前向きではない状況は変わりませんが、金余り状況から、住宅ローンでは0.7%を切る商品もでており、実体経済の悪化の中で、住宅ローン以外の貸出先に困っています。貸出先の無い中でアパートローンに活路を見出すべく地銀数行はLTV=100%の融資を再開している状況にあります。また、関西ではフルローンが常態化するじゃぶじゃぶの状態です(2013年2月現在)。
僕の会社が運営する「通販大家さん」は当初の予想に反して非常にたくさんの読者の方の共感をいただき、その間に延べ500棟以上の仲介を行いました。反省もあります。
前著がサラリーマン投資家ブームの先駆けだったこともあり、サラリーマンでも億単位の投資が可能であるという部分を強調しすぎて、富裕層の木造投資、耐用年数切れ物件での節税目的の投資についての配慮を書いた部分がありました。
その人の年収、職業、金融資産などの属性によって同じ物件でもフルローンがつくこともあれば、現金を20%以上入れなければならない場合もあります。
ある物件が資産拡大局面にある人にとっては、キャッシュを費消する困った物件だとしても、富裕層にとっては節税のための美味しい物件だったりします。
『改訂版 不動産投資の破壊的成功法』ではそういう反省も踏まえて、サラリーマン投資家を意識した内容から、富裕層にも配慮した内容へと若干の軌道修正を図っています。
不動産投資はスーパーで野菜を買うのとは異なり、誰もが同一条件で不動産を取得できるわけではないということに配慮して読んでいただければと思います。
また、本書はサラリーマンをやりながら将来の年金として不動産収入が入る状況を準備してはどうですか? という内容ですのでリスクが取れる人はレバレッジを掛けて投資すればいいですし、そうでない方は自分が負えるリスクと相談しながら投資してください。
◆発売後たちまち増刷!
『改訂版 不動産投資の破壊的成功法――どんな状況でも勝てる不変のルール』
旧版出版から8年、環境変化により「1年で10億つくる」ようなハイリスク・ハイリターンは成り立たなくなったが、優良物件を見極めることにより安定収入の確保と節税メリットを享受する成功者たちは存在し、本書の基盤となる考え方はいつの時代にも成り立つ。東日本大震災を踏まえた最新事例と、投資の考え方を紹介。
ご購入はこちらから!