【冬の日本庭園】訪日外国人ガイドの目線から再発見する名庭園風景の眺め方と感じ方写真提供:地球の歩き方 書籍編集部

海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「日本と西洋の庭園はどこが違うのか。訪日外国人ガイド目線で日本庭園の魅力を再発見」です。日本を訪れる海外の人々にとって、「冬」にこそ見られる日本の美しさは必ず訪れたい場所。知るとより楽しむことができる日本庭園の魅力について、そして冬にこそ訪れたい4つの日本庭園を紹介します。(写真/蜂谷翔音、PIXTA、東京都公園協会・文/地球の歩き方 書籍編集部、蜂谷翔音)

日本庭園の種類と冬ならではの楽しみ方

【冬の日本庭園】訪日外国人ガイドの目線から再発見する名庭園風景の眺め方と感じ方日本と西洋の庭園の違いとは 出所:『今こそ学びたい日本のこと』132ページ(地球の歩き方)
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 日本庭園は、大きく分けると「池泉庭園」「枯山水(かれさんすい)」「露地(ろじ)」の3つに分けることができます。

 ひとつ目の「池泉庭園」とは、庭園の中心に池を、その周辺には石橋や築山(つきやま)を、池の中には小さな島などを配置し、自然の美しさや自然との調和などを表現している庭園です。平安時代には、貴族たちがその池に舟を浮かべて楽しみ、鎌倉時代には書院造りの建物の中から庭園を鑑賞し、そして園内を歩きながら楽しむ回遊式へと時代とともに変わっていきました。