「ごっこ遊び」のやり方を覚えさせる(1歳~3歳)

 具体的にはどう子どもに「ごっこ遊び」をさせればよいのでしょうか。

 子どもはまず1歳~3歳のころに、モノを使った「ごっこ遊び」を覚え始めます。

■子どもに「ごっこ遊び」のやり方を教えましょう

 空のコップをわたして飲むふりをさせます。そのために、「お夕飯をつくってみようね」と声をかけ、空の鍋をスプーンでかきまわし、味見をするふりをしてから、「今度は○○ちゃんがやってみて」と同じことをさせたりします。

■「ルール」を決める

「みんなでお夕飯をつくるわよ。私はばあば(パパ/おばさん/おじさん)になるわね」と言って、その役になりきります。
「ばあばですよ。お夕飯のあとに、クッキーを食べましょうか?」
 子どもが聞いたことのある台詞を使うこと。子どもに、役になりきった声色やしぐさをさせるのが理想的です。

■「スペース」を設けて、いつでも使えるようにしておく

 こうすれば、いちいちばたばたと片付けなくてすみます。

■「小道具」を準備する

 古い洋服や靴、ポーチやブリーフケース、お医者さんセット、大工道具など。
 コップやスプーンなど、食器類も使ってみてください。そうした食器は、想像力を使えば、別のモノの代わりにもできます。

■使うなら、どんな「おもちゃ」がいい?

 子どもが扱いやすいサイズのおもちゃ、たとえば、着替えや入浴、抱っこができる赤ちゃん人形などがお勧めです。