インテリアは大幅イメージチェンジ。液晶メーターは、さまざまな情報を表示できるうえ、背景が変わるカレンダーなども表示できて楽しい。水平基調のインパネ、そして形状や配置を工夫したピラーにより、広い視界を実現していることも特徴のひとつだ。

カスタム・標準ともに乗り心地よし
カスタムにわずがに硬さを感じる原因は?

 試乗の舞台は、横浜みなとみらい界隈の一般道と首都高速。エンジンが共通で、タイヤ銘柄とサイズ(155/65R14)までまったく同じだったが、カスタムと標準モデルは、微妙な違いがある。これは走り始めてすぐに実感した。

 どちらも乗り心地がよい点は印象的。とはいえカスタムのほうがわずかに硬さを感じる。ステアリングを切っても、カスタムのほうがこれまた微妙に応答遅れが小さく、しっかり感がある。

 サスペンションもタイヤも同じなのにどうしてこのような違いが生まれるのか、その答えはホイールにあった。カスタムはアルミ、標準モデルはスチールを装着している。これぐらいのサイズだと重量はそれほど差がないのだが、剛性が異なる。体感した微妙な差は、ホイール剛性の違いによるものだ。カスタムはスポーティなイメージどおりのドライブフィールとなっている。ただし、全体としてハンドリングはおだやかな味付け。従来のように予想以上に曲がりすぎて修正舵を要するような状況にはなりにくい。