「貧乏ゆすり」で寿命がのびる?医師が教える意外な“長生き習慣”とは座る時間が長いほど健康に悪影響を与えるが、貧乏ゆすりによって十分カバーでき、頻度によっては逆に寿命を延ばせる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

日本人の2023年の平均寿命は男性81.05年、女性87.09年と世界でも長寿国として知られています。できるだけ長く健康を保って、人生を楽しみたい。誰しもこう思うのは当然のことですが、ではどうやったら健康寿命をのばすことを実現できるでしょうか。工藤孝文さん監修の『「長生きする人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、何歳からはじめても効果があり、これから先、長く人生を謳歌するためのヒントをご紹介します。

毎日を楽しく過ごす修道女は長生きし
辛いと思う修道女は早死にした!

 長生きするには、日ごろの何気ない習慣が肝心だ。規則正しい生活、健康的な食生活、適度な運動などのほかにも、忘れてはならないことがある。「気の持ちよう」しだいで、人間の寿命は大きく変わるのだ。

 加齢と健康、それにアルツハイマー病について解き明かした「ナン・スタディ(修道女研究)」という有名な報告がある。米国の研究者がノートルダム教育修道女会の協力のもと、2001年に発表したものだ。