「全出しは丁寧に、戻しは大雑把に」が合言葉
メディアで見る片づけアフターの光景はどれも完成度が高いので、多くの方はなんとなく「最後はきっちり収納して終わり」というイメージを持っているようですが、実際は逆。戻す作業ほど大雑把でよく、全出し作業ほど慎重に、丁寧にやる必要があります。そして、戻す前の仕分けに神経質にならないことが重要です。
「全出しは丁寧に、仕分けは気楽に、戻しは大雑把に」
これ、覚えておいてください。
それでは、出し方から解説していきましょう。
同じモノを同じ場所に集めて5、6個の山を作っていく
モノはランダムに積み上げてはダメです。あちこちに分散しているモノを1カ所に集めること、そして、混ざっていると不便なモノを分けることを意識して山を作ってください。
量が多いなら、全出しを2部制にする
例えば衣類整理。クローゼット全体をいきなりひっくり返してしまうと、分けたい山が10を超えて収拾がつかなくなることもあるでしょう。その場合は、無理せず全出しを2部制にしましょう。
●クローゼット全体を整理する場合の山の作り方
1)トップスの山(かぶるタイプ)
2)カーディガンの山(羽織るタイプ)
3)ボトムスの山
4)ワンピースの山
5)ジャケット、コートの山
6)スポーツウェアの山
●特定のチェストを細かく整理する場合の山の作り方
1)靴下の山
2)タイツ、ストッキングの山
3)長袖インナーの山
4)半袖インナーの山
5)部屋着の山
6)下着の山
なお、衣類の量が少なければ、「トップス(ニット・カーディガンを含む)」「ボトムス(ワンピースを含む)」「靴下(タイツ/ストッキングを含む)」…のようにひとつの山にまとめられるモノが増えるので、一度の全出しで済む可能性もありますよね。
モノを出し切った後で途方に暮れる羽目にならないように、あなたの感覚に合わせて全出しする量をコントロールしてみてください。